ミッションオイル交換方法を紹介!DIYで行うために必要なアイテムとは?
最近はAT車が多いですが、まだまだMT車を愛用している方も多いですよね。
ところでMT車の場合はミッションオイルというのを使っていますが、実はミッションオイルも交換する必要があります。今回はミッションオイルの交換方法をご紹介いたします。
Contents
ミッションオイルの劣化で起こること
ミッションオイルはどんな役割があるのかというと、ミッションの車というのはAT車のようにギアを運転手が行わなくてはなりません。
ギアチェンジのタイミングは運転手によって違うものですから、人によっては摩耗しやすい場合も多々あります。そのためギアチェンジをスムーズにするために潤滑油が必要になるわけです。
これがミッションオイルの主な役割ですが、他にもギアチェンジの時に温度が上がらないようにする役割も担っています。
ただミッションオイルは点検のたびにチェックして足したり交換したりする必要がないものなのですが、
走行距離2~3万キロ程度で交換しないとギアを傷めてしまう原因につながってしまので気を付けなくてはならないものなのです。
ミッションオイルの交換はDIYで可能!
普通車に使われているオイル関係というのは車のパーツを販売している量販店とか、車の整備工場などで販売していたりするものですが、
ミッションオイルの場合は普通にホームセンターみたいなところでも販売しているものです。
比較的手に入りやすいものなので自分で交換する事も可能です。ただし交換するために必要な道具がそろっていればです。
必要な道具も実は特殊なものばかりではありませんので、同じようにホームセンターなどでそろえる事もできます。
頻繁に交換しなくても良いものだからこそ、自分で定期的にチェックをしておくと良いですね。しかもオイル自体はそれほど高額なものではありません。
では実際に何が必要なのかを次の章でご紹介していきましょう。
ミッションオイルの交換に必要なアイテムを揃えよう!
ここでは実際に自分でミッションオイルを交換する時に必要なアイテムをご紹介いたします。
ミッションオイル
まずは重要なのがミッションオイルです。交換するミッションオイルはホームセンターなどで購入する事が可能で、ミッションオイルの価格は1,500円~5,000円程度です。
開きがあるものなので迷うかもしれませんね。価格については当然ですが高い方がより性能が高くなります。
トルクレンチ
トルクレンチとは六角ボルトを締める時に使う工具です。六角ボルトは締め付けるトルクが決まっているのをご存知ですか?
一般的には気にする必要はありませんが、車やバイクの場合はトルクには気を付けなくてはなりません。
トルクレンチはシグナル式と直読式があり、デジタル型、プレセット型、単能型、ダイヤル型、プレート型、外付け型、左右ネジ対応型など色々とあります。
価格は3,000円~9万弱くらいで購入できます。
ジャッキ
ジャッキは車を上げるためのものです。普通なら別途購入する必要はありません。車の中に最初から搭載されているものを使います。
ジャッキを使う時には外れない硬い場所を探してジャッキアップしましょう。
オイル受け
汚れたミッションオイルを抜く時に排出口の下に置いて使用します。オイル受けは自宅にある少し薄型のタッパなどを使っても良いかもしれませんが、専用のオイル受けをホームセンターなどで購入してきても良いでしょう。
ドレン用ガスケット
ガスケットというのはパッキンの事ですね。ドレンパッキンの事をガスケットとも言います。このパーツを取り換えておくとオイル漏れを防ぐ事ができます。
ミッションオイルもオイル漏れしてしまうとギアの破損の原因になります。
ミッションオイルの交換方法と手順
ここではミッションオイルを実際に交換するための手順をご紹介いたします。
ジャッキアップ
まずはミッションオイルを下から出すために車体をジャッキアップしなくてはなりません。
オイルは上から入れられますが出す時は下から排出するようにできているので、ジャッキアップをしなくてはならないのです。
オイル受け設置
ジャッキアップしたらミッションオイルを排出する場所を探しだします。
どこにミッションオイルの排出口があるのかを確認し、その真下にオイルを受けるトレイなどを準備しておきましょう。場所が決まったらいよいよオイル交換を始めます。
ミッションオイルフィラーボルトを緩める
ミッションオイルのフィラーボルトを緩めます。緩めるにはレンチなどを使って緩めていきます。
最初は硬くて緩みにくかったりするかもしれませんが、ゆっくりと力を加えて蓋を緩めていきましょう。
ミッションオイルドレンボルトを外してオイルを抜く
ボルトが緩んだら蓋を外してオイルを抜くのですが、車の下の部分は砂埃や油などで汚れている事が多いので、捨てても良いタオルなどを使って汚れや油を丁寧に拭き取ってから蓋を取り除くと良いでしょう。
そしてオイルをオイル受けに落としてしまいます。
ミッションオイル注入
古いミッションオイルを下から出してしまったら、今度は上から新しいミッションオイルを注入していきます。
その前にガスケットを交換して蓋をしっかりと締めておきましょう。この時はドレンボルトはオイルが落ちない程度に締めておくと良いですね。
ドレンボルト清掃後規定トルクで締め付け
オイルの注入が終わったらドレンボルトをしっかりとキレイにして、規定トルクでしっかりと締め付けなくてはなりません。
規定トルクについては車の説明書などに記載されているので、あらかじめ調べてからトルクレンチを使って締め付けます。
付着オイルをふき取り漏れがないか確認
最後に付着しているオイルをしっかりと拭き取った後で安心してしまわずに、拭き取った後で再びオイルが落ちてこないかどうかを確認しましょう。
オイル漏れがしていないと確認できたらミッションオイルの交換は大成功です。
整備工場でミッションオイルの交換した時の費用について
最後に「やっぱり自分では難しい」と思う方もいると思うので、整備工場でお願いする場合にはどのくらいの費用がかかるのかをご紹介いたしますと、まずはミッションオイルの代金がかかりますね。
普通ミッションオイルはメーカーによって推奨する『粘度』があるので、推奨されている粘度のミッションオイルを購入する事になります。
工賃についてですがお願いする整備工場によって違いがありますが、1,000円~1,500円程度が多いようです。
自分で交換しようとすると、交換するために必要な道具にかなりの費用がかかってしまう事もあるので、低価格でミッションオイルの交換をしたいなら整備工場などでお願いする事をおすすめします。
まとめ
今回はMT車には欠かすことができない重要なオイル、ミッションオイルの役割りや交換する方法、必要な道具、費用などについてご紹介いたしました。
この記事がMT車の運転をしている方のお役に立てれば幸いです。