ルート配送ドライバーの面接で志望動機では何を伝えるべき?【転職面接攻略マニュアル】
2018/10/12
ルート配送の志望動機を履歴書に書いたり、面接で伝える際にはどんな内容にしたら好印象を持たれるのでしょうか?今回は、ルート配送の仕事に就きたい方が知っておきたい、志望動機の良い例と悪い例を詳しく紹介します。
Contents
ルート配送の就活に役立つ!志望動機のポイントとは
ルート配送の仕事は、優良な会社であるほど応募者が多く、競争率も高くなります。ライバルに勝つために、まずは志望動機のポイントからチェックしていきましょう。
ルート配送の仕事に興味を持った理由を伝える
なぜルート配送の仕事に興味を持ち、志望するに至ったのかという理由を伝えることは非常に大切です。しかし、ルート配送の仕事そのものに興味を持った理由を説明することが難しい場合も多いでしょう。
給料が良い・残業が少ないなど、会社に当てはまる内容を答えることは難しいものです。しかし、ルート配送は、会社によって運ぶ荷物の種類も異なります。
コンビニや自動販売機、医薬品などさまざまであるため、運ぶ荷物の種類について言及する方法もおすすめです。
自分のスキルを活かせることを伝える
普通免許以外に、中型免許や大型免許などを取得している場合は、そのスキルを活かせる職種であったという点を言及すると良いでしょう。
ルート配送の場合は配送先の人と接する機会もあるため、コミュニケーションスキルが得意な人はその点もアピールすること方法もあります。
ルート配送は、人と接することが苦手であったり、コミュニケーションは必要最低限で良い点に惹かれて応募する人も多いです。そのため、コミュニケーションを取ることが好き、取引先に良い印象を与えられるということも、強みになります。
入社後の働き方について伝える
採用する側が重要視するのは、入社後しっかり働いてくれる人物なのかという点であるため、入社後にはどのような働き方をしたいのかについてもしっかり示すことが大切です。
採用担当者が、「この人はきっと長続きしないだろうな」ではなく、「この人は頑張ってくれるだろうな」と判断してもらわなければなりません。
そのため、長く働けること、当然ですがトラブルも起こさないことを、しっかり伝えましょう。
ルート配送の志望動機例文・良い例と悪い例を比較
志望動機として、良い例と悪い例を紹介します。ありがちな志望動機も、実は悪い例であるケースも多いため、注意が必要です。
ルート配送の志望動機・良い例
ルート配送の仕事に採用されるためには、志望動機が非常に重要になります。志望動機で採用担当者へ伝えなければならないことは、目標・志望したきっかけ・なぜ該当企業を選んだか・希望する仕事です。
志望動機を考えるためには、運送業界の中でもなぜルート配送を選び、該当の会社に応募をしたのかという点から検討していきます。
しかし、1社しか面接をしない場合は良いですが、複数の会社に応募をする場合、該当の会社に応募した理由から考えてしまうと、1社ずつ考えなければなりません。
非常に時間がかかり、「どこの会社にも当てはまるような志望動機」しか思いつかなくなるでしょう。そのため、志望動機をいくつかのブロックに分け、順番に考えていきます。
まず、そもそも何故「働くのか」という、仕事そのものに対するモチベーションの元となるものを考えていましょう。そのうえで、会社でやりたい仕事などを話すことで、モチベーションがあり、そのモチベーションに向かってしっかりと働いてくれる人材だと認識してもらえます。
次に、モチベーションのもととなるもの、ルート配送の仕事を選んだ理由の次は、なぜ応募したのかを一言で伝えられるようにします。応募した会社の強み・社風・社員の雰囲気などをピックアップして伝えることがおすすめです。
そして、仕事内容をしっかりと把握し、理解しているという点を示すために、ルート配送ドライバーとして採用された際の目標も伝えましょう。
ルート配送の志望動機・悪い例
ルート配送の仕事に適性がない、ドライバーとしてのスキルがない、入社後のビジョンがまったく見えないといったこと以外にも、いくつかのマイナスイメージに繋がる例を紹介します。
ルート配送ドライバーに応募した際、非常に多い例として「志望理由が漠然としている」「働きたいという思いしか伝わらない」など、志望動機とはいえないものが挙げられます。
応募時には、「なぜ会社に応募したのか?」を、可能な限り具体的に伝えることが非常に重要です。応募の前に、該当の会社を調べて志望動機をスムーズに説明できるようにしましょう。
応募者の中には、会社のホームページすら見ていない人も多く、志望理由も漠然としています。解答できない内容に対しては、「御社の○○に感動した」や、「誰かのに立つ仕事がしたくて」「仕事で成功したい」となど、漠然としているうえに志望動機とはいえない内容を伝えてしまうこともあります。
さらに、意外にも多いパターンとして「勉強したい」という志望動機が挙げられるのです。前向きで熱心な姿勢は伝わるものの、「即戦力になる気がない」と捉えられてしまいます。
そもそも、仕事は勉強をするためのものではないことを認識しておかなければなりません。「スキルがないため、学びながら働きたい」という内容ではなく、スキルを持ったうえで働く意欲を見せる、スキルに自信がなければ別の方法で志望動機を伝えましょう。
ほかにも、「残業が少ない」「休みが取れる」など、待遇面を魅力に感じたなどと伝えることも、志望動機としては悪い例です。また、応募した会社に対してではなく、会社がある場所について志望動機として話すことはやめましょう。
「家から近い」「地元で働くことを希望していた」と、地元への愛情を伝えても意味がありません。志望動機は、仕事そのものと応募する会社に志望した理由を話さなければならないのです。
しかし、「家から近い」「地元で働くことを希望していた」という点が志望動機であったとしても、ルート配送の場合、強みにできます。ストレートに伝えるのではなく、「地元だから土地勘がある」「地理に詳しい」など、アピールにつなげましょう。
こんな場合はどうしたら良い?ルート配送の志望動機のQ&A
ルート配送の志望動機を考える上で、未経験の場合と本音をオブラートに包んで伝える方法を紹介します。
未経験者の場合
ルート配送の仕事は、人員不足である点も含めて即戦力が求められます。そのため、ルート配送やトラックドライバーの経験者は有利になってしまうのです。
前職はドライバーではない仕事をしていたが、ルート配送の仕事に就きたいという場合も多いでしょう。その際には、以前の仕事で得たスキルの中で、ルート配送にも活かせる点を志望動機でアピールする方法が有効です。
例えば、営業職で働いていた人はコミュニケーションスキルを活かして配送先のお客さんと良好な関係を築きたいといったことがアピールポイントになります。
仕事で活かせるスキルを得ていない場合は、事故歴がない、体力には自信があるといった点をアピールしましょう。自分の長所をアピールポイントにすると、話しやすいのではないでしょうか。
志望動機の本音を書いても良い?
本音では「前職よりも給料が良くて土日もしっかり休める」という理由しかないという人も多いはずです。この様な内容を、志望動機として正直に伝えてしまえば、マイナスイメージを持たれるはずだと心配になる人もいるのではないでしょうか。
給料の面に関しては、志望動機として好ましくないため避けた方が良いです。しかし、ルート配送の特徴である、「毎日決まった時間に、特定のお得意先に配送する仕事に就きたいと考えていた」という言い方を変えるだけで、アピールになります。
嘘にはならず、志望動機として有効です。
まとめ
ルート配送ドライバーの仕事に採用されるためには、志望動機が重要です。取得している免許の種類などは、大きな強みになり、「免許のスキルを活かしたい」という理由も良いでしょう。
応募する会社が何を強みにしているのか、そして、自分の強みは何かを分析することから始めると、採用担当者の質問にもスムーズに解答できるようになるはずです。