大型トラックの空気圧次第で、タイヤ寿命や燃費が大幅に違う!適切な空気圧とは?

   

大型トラックの運転をしている方にとって、タイヤの空気圧がどのくらいあれば適切かは気になるところですよね。

空気圧が低かったり高かったりすると、燃費が悪くなったりタイヤに癖がついてしまい良いことがありませんので、適切な空気圧をご紹介いたします。

目視でわかるときはかなり低くなっている

大型トラックのタイヤというのは、仮に空気圧が不足している状態だとしても、見ただけではわかりにくくなっています。

「あれ、でもこの前タイヤを見たら、空気圧が不足していることがすぐわかったよ」という人もいるでしょう。その場合については、非常に空気圧が低下してしまっている状態です。多少不足しているレベルではないということですね。

大型トラックの空気圧の目安は

大型トラックのタイヤの空気圧は、どの程度が適正なのでしょうか。この点については、トラックのタイプによっても異なるため、一概に言うことはできません。

ただ、およその目安としては600kPa~800kPaとなっています。実際の空気圧が、この数値を大幅に下回っている場合、空気圧不足という状態になっていると考えられます。

空気圧が低いとどうなるのか

中には、「空気圧が低くてもちゃんと走行できれば問題ないでしょ?」という人もいるかもしれませんね。ただ、空気圧の低下により、いくつかの問題が発生することになります。そこで、ここでは3つの問題についてご説明しましょう。

燃費性能の低下

空気圧が低いと、肝心の燃費性能に影響が生じてしまいます。燃費が悪くなると、大型トラックを走行させる中でよりコストがかかることになってしまいますので、非常にマイナスですね。

両端の偏摩耗

タイヤの両端の摩擦がどんどん進んでしまうということも、空気圧の低下による現象の一つです。実際に偏摩擦が起きることはタイヤにとってマイナスですので、この点も問題ですね。

タイヤ寿命が短くなる

先ほど、タイヤの偏摩擦のお話をしましたね。タイヤの摩擦を早めることによる問題の一つは、寿命に影響が出るということです。タイヤの寿命が短くなれば、早い段階で交換が必要になってしまいますので、コストの面でも負担になりますね。

空気圧が高いとどうなる

タイヤの空気圧が低いことも問題ですが、高いことも問題です。では、空気圧が高いとどのような問題が懸念されるのでしょうか。

中心部の偏摩耗

空気圧が高いと、タイヤの中心部分の摩擦が進んでしまいます。このことは、結果としてタイヤの寿命を早めてしまいますので、大きな問題ですね。

バーストの可能性

バーストとは、タイヤが破裂してしまうことです。空気圧が高すぎる状態で走行を続ければ、発熱からの破裂という事態になるリスクが高くなりますので、この点も問題ですね。

運行前の点検が必要

トラックの走行中にタイヤ関連のトラブルが起きてしまうと困りますので、重要なことは運行前の点検です。

ただ、ここで注意しなければならないことは、点検時のタイヤの温度についてです。もし、タイヤの温度が高いと、空気圧が上昇している状態になります。

この状態で点検をすると、認識ミスになってしまいますね。そのため、タイヤの温度が低い状態で点検することが大事です。

最新のトラックは運転席で空気圧が分かる

最新の大型トラックの場合、運転席についている液晶モニターから空気圧をチェックできるケースがあります。

この機能は、一昔前のトラックには全く見られませんでしたよね。迅速に空気圧の状態を把握できる時代になりつつあることは、非常に素晴らしいことではないでしょうか。

まとめ

タイヤの空気圧に問題があると、さまざまなトラブルのリスクが高くなります。したがって、空気圧の状態を無視することは禁物です。

思わぬ事故が発生する可能性もあるのです。重要なのは、日々空気圧の状態をチェックすることですね。空気圧を適正な範囲に保つことを意識し、安全運行に努めるようにしましょう。

【EU用】記事終わりCTA_22/09更新

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