キャリアカーの運転手の給料/平均年収/月給はいくらが相場?
自動車の運転が大好きな方にとって運転手としての仕事を得られる事はとても嬉しい事ですよね。特に特殊な車の運転ができると目立つし優越感を感じる事もできます。
それに特殊車両の運転手は普通の車を運転する仕事よりも給料も高くておすすめです。もしかしたらこれから就職に有利な資格を取得したいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、キャリアカーの運転手の仕事の内容とお給料がいくらもらえるのかについてを、わかりやすく説明いたします。
Contents
キャリアカー運転手の給料はどのくらいなの?
まずはキャリアカー運転手の給料はどのくらいなのかについてをわかりやすく説明いたします。
キャリアカー運転手の平均給料
キャリアカー運転手の平均的な給料は40万円前後です。年収だと400万円~500万円くらいなので、平均的なサラリーマンよりは稼げていると言っても過言ではありません。
ただしすべてのキャリアカー運転手の給料が40万円前後だというわけではありません。中には50万円を超えるお給料をもらっているキャリアカー運転手もいらっしゃいます。
さらに同じキャリカー運転手なのに給料が30万円以下という方もいらっしゃいます。会社によってこれだけの違いがあるのもめずらしいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
どうせ仕事の内容が同じならできるだけお給料が高いキャリアカー運転手になりたいものです。ではなぜこれほど給料にばらつきがあるのかをわかりやすく説明いたします。
キャリアカー運転手の給料にバラツキがある理由
キャリアカー運転手の給料に違いがある最大の理由は『運転する車の種類』が違うからです。キャリアカーにはいくつかの種類があるのをご存知でしょうか?
大きく分けると3つのタイプに分けられます。一つは小さなキャリアカーで載せられる車両が1台のもの。そして大型のトラックタイプで複数台運べるタイプのものです。
そして最後はトラックタイプよりもさらに大きなトレーラータイプのキャリアカーです。この3つのタイプでは運べる自動車の数も違いますし、何よりも運ぶ時の大変さも違います。
一台しか載せられないキャリアカーの場合は普通免許で運転ができるものもありますが、それ以上の大きさだと大型免許を必要とします。トレーラータイプの場合は大型免許のほかにけん引免許も必要です。
つまり給料にバラツキがある理由の一つは運転する車両の大きさやタイプが関係しているのです。
大手企業と中小企業では給料が違う?
もう一つの理由としては勤める企業の規模によるものです。例えばトヨタや日産といった自動車メーカー、それらの自動車メーカーと直接のつながりがある企業の場合は当然給料も高いです。
でも中小企業の場合はやはり給料も大企業に比べると少ない傾向にあるのが現状です。しかも車両の大きさやタイプの様々ですので、より高いお給料につながる要素があるというわけですね。
こうした理由から、キャリアカー運転手を目指すならけん引免許の取得と大企業に就職する必要があるというわけなのです。
キャリアカー運転手の仕事は給料に見合っている?大変なところとやりがいとは
実際にキャリアカー運転手は給料に見合った仕事なのか?ここが一番知りたいポイントですよね。簡単に説明していきましょう。
なかなか家に帰れない
キャリアカー運転手の仕事は自動車を運搬するのが仕事です。近場ばかりに運ぶ仕事ばかりではありませんし、一日に何回も往復する仕事だってあるでしょう。
仕事によっては遠くのディーラーに車を納車しなくてはならないケースもあるので、長距離の運転の場合にはその日の内に家に帰る事はできないかもしれません。
それでも何日も家に帰れないという事ではありません。長距離の運転をする場合にはドライバー同士で話し合って決めれば、なかなか家に帰れないという問題も解決できるでしょう。
ですがひと月に数回はなかなか家に帰れないという日がある半面、遅くても家でゆっくり休める日もあるので、決して大変だとばかりは言えないかもしれませんね。
運転技術が必要
キャリアカー運転手が運ぶ荷物は自動車です。梱包されているわけではないのでむき出しの状態で荷物を目的地まで運転しなくてはなりません。しかも運ぶ車は新車である事が非常に多いです。
そのため運転をする時には細心の注意が必要になります。大きくて運転しやすい道ばかりではありませんよね。中には狭い道路を運転しなくてはならない時もあるでしょう。
ディーラーの場合は幹線道路沿いに店舗があるケースが多いですが、そうではない地域にもディーラーはありますので、大きな道路が無い場合には運転技術が必要になる事もあります。
さらにトレーラーの場合は普通の車とは違い、高い運転技術を必要としますのである程度の経験があった方が採用されやすいでしょう。
女性ドライバーも活躍できる
キャリアカー運転手は男性だけの仕事ではありません。昔は確かに男性の方が運転技術が高いと考えられていましたが、近年では女性ドライバーの方が運転は丁寧でまじめさも負けません。
そのため企業側も率先して女性ドライバーの採用をしています。しかもキャリアカー運転手は何も重い荷物を運ぶわけではありません。納車する車は運転して載せますしおろす時も運転しておろします。
重労働ではありませんので多くの女性ドライバーが活躍できる環境なのです。お給料も良いですし汚れない仕事なので女性ドライバーもどんどん応募してみると良いですね。
人間関係に縛られにくいので働きやすい
キャリアカー運転手に限らずドライバーの仕事というのは、基本的に自動車に乗って運転をしているのがメインです。つまりずっと誰かと一緒に仕事をするわけではありません。
人間関係で悩むのが煩わしいと感じている方にとって、これほど楽しくて気楽な仕事はありません。もしも人間関係で悩んだことがあって、仕事をしている時に人と関わりたくないという方におすすめです。
業務連絡や朝や夕方の打ち合わせの時には他人と話しても、ほとんどは一人で仕事ができます。運転手の仕事はこうした気楽さがあるので良いですね。仕事に集中できるのでやりがいも感じます。
キャリアカー運転手に就職・転職する際の確認事項
キャリアカー運転手の仕事に興味があるという方の中で、就職や転職を考えている方が注意すべき確認事項をご紹介いたします。
給料だけで判断しない
キャリアカー運転手の給料は高額報酬に入りますよね。ですが給料が高いからという理由だけで飛びついてはいけません。どんな仕事にも向き不向きもあります。
さらに自分の運転技術で新車を傷つけず、事故を起こさないようにスムーズに運送ができるのかや、どんな車両を運ぶのかなど仕事に関する内容もしっかりとチェックする必要があります。
簡単だと思っていたら実際は難しくて大変だったなんて事が無いように十分注意しましょう。
労働時間や休日についてしっかり確認する
労働条件についてはしっかりと確認しましょう。例えば休日はどのくらいあるのかも非常に重要です。もしもろくに休みももらえずに仕事をしなくてはならないのでは問題外です。
チェック事項としては労働時間はどうなっているのか?休日は週何回くらいあるのかなども確認しましょう。長時間運転する仕事なので休日が無いと事故につながり大変危険です。
有給休暇についてや盆暮れ正月などの休暇は取れるのかどうかも重要です。もしわからない事や記載されていない事があれば、面接の際にしっかりと聞いておく必要があります。
研修期間・試用期間中の待遇も確認
大手の企業だと研修期間は3か月程度設けてあります。確認しておきたいのは研修期間や試用期間中の給料についてです。研修期間中は確かに独り立ちした時より給料は安いかもしれません。
ですが極端に給料が安いのも問題です。福利厚生面についても就職する前にしっかりと確認しておくと良いでしょう。
まとめ
キャリアカー運転手は給料が良いというだけではなく、運転する車の大きさやタイプによってバラツキがあるという事がわかりました。
さらに大手企業に就職する方が中小企業に就職するよりも給料が高いという事もわかりましたね。確かにとてもやりがいを感じる仕事なのはわかりましたがそれだけではありません。
せっかくお仕事をするのだから自分に合った企業探しや、必要な免許の取得を目指して頑張りましょう。