トラックのナットキャップの正しい付け方とは?
トラックのナットキャップには様々な種類があります。保護の目的だけでなく、おしゃれ感覚で使用する人も多いので、自分も取り付けたいと考えている方も多いかもしれません。
今回はナットキャップの付け方を知りたいという方のために、正しい付け方や外し方について解説していきます。
Contents
トラックのナットキャップとは
そもそもナットキャップという言葉に馴染みのない方もいらっしゃると思われますので、まずはそこから紹介させていただきます。
ナットキャップとは、トラックのホイールに装着するアイテムで、その名のとおりナットを保護するはたらきを持ちます。
ナットに被せることで錆びつかないようにするわけですね。その機能から「ナットカバー」という別名で呼ばれることもあります。
ナットキャップの材質はクロームやスチールのメッキが多く、6個以上のセットで販売されています。
また、トラックのナットキャップに関して法的な規制は特に設けられていないので、気軽に試したり外したりすることができます。
もっとも、車検の際にはボルトやナットの状態も点検されます。トラックを車検に出すときには、あらかじめ外しておいたほうが無難と言えるでしょう。
トラックのナットキャップの付け方手順
トラックにナットキャップを取り付ける方法について、順を追って説明します。
サイズに合ったナットキャップを選ぶ
基本中の基本として、ナットのサイズに合ったナットキャップを選ぶ必要があります。ナットのサイズは大型車と小型車でも違いますし、メーカーや車種によっても異なる場合があります。
何も確かめずに「おそらくこれで大丈夫だろう」と購入するのではなく、自分のトラックのホイールをしっかりと見て、どんなサイズのナットが使われているのかを知ってから店に向かいましょう。
サイズを把握しないままナットキャップを買ってしまうと、取り付けることができずお金の無駄遣いに終わるおそれがあります。
ナットキャップをナット位置に取り付ける
ナットサイズに合ったナットキャップを入手したら、トラックのナット位置にナットキャップを取り付けましょう。
ここでは難しいことは何もありません。ナットキャップをナットの位置に合わせて押し込むだけ。つまり、ナットキャップを被せるだけの作業です。
フロントタイヤ・リヤタイヤ共に行う
フロントタイヤへの取り付けが終わったら、今度はリアタイヤにもナットキャップを被せていきましょう。
もちろんどちらを先にやらなければならないということはないので、リアタイヤに取り付けてからフロントタイヤ、という順番でもいっこうに構いません。
フロントタイヤとリアタイヤで取り付け方が違うということもありません。安心して同じ要領で取り付けてください。
ボルトが出過ぎていると取り付けられない
リアタイヤが取り付いているボルトの形状にもよりますが、もしもボルトが出過ぎている車種である場合、ナットキャップを取り付けられないことがあります。
ナットキャッププライヤーがあると便利
ナットキャップの取り付けにあたっては、ナットキャッププライヤーを使うと簡単に行うことができます。
ナットキャッププライヤーとは、簡単に言えば、ナットキャップ専用のレンチのような工具です。ナットキャップをプライヤーで挟み込み、ナット位置に合わせて押し込むことで取り付けができます。
握力を使ってしっかりとナットキャップを固定しながら作業できるため、取り付けだけでなく取り外しの際も便利です。
トラックのナットキャップを取り外す注意点
反対に、ナットキャップを取り外すときの注意点についてもチェックしていきましょう。
劣化状況を見て自分でできるか判断する
まず、ナットキャップの劣化状況を見てください。劣化がひどい場合、外しにくくなっている可能性があります。自分で取り外せるかどうかを確認し、できそうであれば取り外しにかかりましょう。
無理に引き抜こうとしない
ナットキャップの取り付けは、ナット位置に合わせて押し込むだけでした。ということは当然、外す際も難しい手順を踏む必要はなく、そのまま手前側に引っ張って抜くだけということになります。
逆に言えば、引き抜くことが難しい場合は素直に諦めたほうがいいということでもあります。
外れにくくなっているナットキャップを力任せに抜こうとすると、ナットを破損させてしまったり、手などを痛めてしまったりする場合があります。無理に引き抜こうとすることはやめましょう。
抜けない場合はプロに見てもらう
上記のように、自分でナットキャップを取り外せそうにない場合は、最寄りのトラックショップなどに持ち込みましょう。
もちろん多少の料金はかかってしまいますが、最終的にはプロに見てもらうのが一番安全です。
まとめ
皆さん、いかがでしたか?ナットキャップはトラック用品の中では気軽に使用できる部類のアイテムであり、それだけにオシャレ目的で装着しているドライバーも数多くいます。
もしこの記事を読んでナットキャップに興味が出てきたら、ぜひ取り付けを考えてみてください。