物流業や倉庫業の荷降ろしはきついの?
物流業界や倉庫業などの荷降ろし作業がきついと、よく聞くことがありますよね。確かに荷降ろし作業はきつく、長く続かない方がいるのも事実です。
しかし、荷降ろし作業は少しコツを掴むだけでかなり楽になることをご存知でしょうか。
そこで今回は、荷降ろし作業が少しでも楽になるような方法やコツについて、ご紹介していきたいと思います。
Contents
荷降ろしは物流業界の基本作業
運送業界において「荷積み・荷降ろし」と「運転・運送」はメインとなる仕事だと言えます。
その中でも荷積みや荷降ろしはまさに基本だとも言えます。正しい積み方を知らなければあまり荷物を積むことができませんし、運送中に荷崩れを起こす可能性もあります。
荷積みや荷降ろしは手作業で行う場合、簡単な道具を使う場合、フォークリフトを使う場合などがあります。
荷物によってそれらを使い分けることもありますし、荷降ろしをする場所によって変えることもあります。
荷降ろしは手降ろしがきつい
荷降ろしをする際にはその方法ごとに注意することや大変なことがあります。
フォークリフトなどを使用する際には爪部分で荷物を傷つけたり積んでいる荷物を崩してしまうことに注意しなければいけません。特に爪で荷物を突き刺してしまうことは絶対に避けましょう。
手降ろしの際はとにかく体力勝負になります。荷物は当然軽いものばかりではありません。
しかし荷降ろしをしている場所や運んでいる荷物によっては手降ろしする必要があることが多くあります。
やはり手降ろしの方が圧倒的にしんどいと言えるでしょう。
コツを掴んで少しでも荷降ろしを楽に
手だけで持たない
手降ろしで荷物を持つ際にはかがまずに手だけで持とうとするのは危険です。
荷物の重さを完全に手だけで支えることになってつらい上に腰に変に力がかかってしまって痛めることがあります。
足や腰全体を使って荷物を持つようにすれば重さを分散できますし、どこかを痛めるということもなくなります。
移動距離を少なくする
当然のことですが重い荷物は移動距離が少ない方が楽です。
できるだけ移動距離が少なくなるようにトラックの停止位置を考えたり、荷積みする時点で配置場所を考えておいたり、荷物を降ろす台車などを近くに準備しておくといった工夫をしておきましょう。
荷物の底の角を持つ
荷物は横の部分を持つと重く感じるということもありますし、底が抜ける可能性もあります。
重い荷物を持つときは底部分、角部分を持つのが安全で楽に持てる方法となります。
荷物の形にもよりますが、できる限り底の角部分を持つようにしましょう。
ローラーを使う
手作業で荷物を運ぶ距離を少しでも縮めるために道具を使うのも効果的です。
ローラーを使って、その上を転がしていくことで楽に荷物を移動させることができます。
簡易的なローラーは持ち運びもできますので非常に便利です。
ハンドリフトを使う
大きなフォークリフトが入っていけないような場所でもハンドリフトなら使えるという場所があります。
こういった場所ではハンドリフトを使うのが良いでしょう。最近は油圧式で軽く持ち運びができるタイプもよく使用されています。
荷台にロウを塗る
バラ積みが多い人は荷台にロウ・ワックスを塗るというのも方法です。その上を滑らせることで簡単に運ぶというものです。
ただしパレット積みが多い人は荷崩れを起こしやすくする危険性があるので使用法には注意が必要です。
荷降ろし作業に向いている人は?
体力に自信がある
荷降ろしは色々とコツがあるといってもやはり体力仕事であることには間違いはありません。
体力や腕力に自信があるという人は向いていると言えますし、体力に自信がない人にはそもそも不可能だと言えます。
体を動かすことが好きな人
積み荷の荷積みや荷降ろしが多い倉庫などではとにかく動きっぱなしということになります。
体を動かすのが好きな人、面倒だと思わずに荷物を移動させることができる人が向いていると言えるでしょう。
荷積み荷降ろし専門の仕事もある
体力や腕力に自信がある人向けに「荷積み荷降ろし専門」の求人が多く出ています。
時給がかなり高く設定されているものも多く、ほとんどがトラックの荷降ろし、コンテナの荷降ろしとなっています。
とにかく仕事は荷物を運ぶというものになりますので、体力や腕力に自信がある、お金を稼ぎたいという人に向いていると言えます。
ちなみにコンテナに積み込むことをバンニング、降ろす作業をデバンニングと言います。
まとめ
荷積みや荷降ろしは運送業界では必ず行われる仕事です。
それだけに関連する道具もありますし、コツもあるのですが、やはり基本は体力仕事となります。
専門の仕事もありますので自信がある人は挑戦してみるのも良いのかもしれません。
また、トラックドライバーの場合はかなりの確率で行わなければならない仕事でもあります。
できるだけ体に負担をかけないように工夫して行うようにしていきましょう。