トラック運転手は気楽?大変?ドライバーの実態をご紹介
2019/02/28
トラック運転手を見かけて、運転するだけでお金がもらえるなんて気楽な仕事だなぁ、と思ったことはありませんか?
確かに、トラック運転手は一人の時間が長い仕事なので、他人に気を使うことなく仕事をすることができます。
自分のやり方で運転し、好きな道を走ることができるので、運転好きにはとても気楽な仕事かもしれません。
しかし、トラック運転手も気楽なことばかりではありません。
今回はトラック運転手が気楽な仕事だと言われる理由と、トラック運転手の大変な所をご紹介します!
Contents
トラック運転手が気楽だと思われる理由
トラック運転手が気楽な仕事だと思っている人が多いですが、他の仕事に比べて気楽な部分あるのは事実です。
サラリーマンなどと比べ、具体的にどんな所が気楽なのでしょうか?
一人の時間が長い
トラック運転手の一番気楽な所は、やはり一人の時間が長いことでしょう。
仕事中は車内にずっと一人で、人に見られることがないため気楽に仕事ができます。また、よくある会社の面倒な人間関係も、トラック運転手には関係ありません。
実際に、一人で気楽に仕事ができるという理由から、トラック運転手になる人も少なくありません。
また、トラック運転手は自分で自分の走る道を決めることができます。誰からも指図されることなく、自由に運転ができるのです。もちろん大音量で音楽を流しても怒られません。
運転好きやトラック好きからすると、こんなに気楽な仕事はないのかもしれません。
ただし、ずーっと一人なのはちょっと寂しい、という人もいるかと思います。
長距離運転の際は、イヤホンをつけて、他のトラック運転手と会話するトラック運転手が多くいます。決してずっと誰とも話さない訳ではないのでご安心ください!
走ったら走っただけ稼げる
トラック運転手のもう一つの気楽なところは、走れば走るだけ稼げる仕事だということ。トラック会社のほとんどは歩合制のため、自分の頑張り次第でいくらでも稼げるという点で、他の仕事より気楽な仕事なのです。
トラック運転手の口コミを見ると、やればすぐに結果がすぐに出るから、仕事を楽しめたり、辛くても頑張れる、というドライバーが多いようです。
もちろん、ただ走るだけではなく、資格を取ることや、荷主とコミュニケーションをとることも昇給に大きく影響します。例えば大型トラック免許をとることで長距離が走れるようになったり、荷主に顔が知られることで仕事が増えたりします。
また、歩合制の仕事のため、副業としてトラック運転ができるのも気楽と言われる理由の一つです。
例えば本業を持ちながら、休みの日だけトラック運転手をすることもできるのです。サラリーマンのように定時という概念に縛られない歩合制の仕事ならではですね。
トラック運転手の大変なところ
トラック運転手が気楽だと言われる理由を説明しましたが、もちろんトラック運転手も気楽なことばかりではありません。
トラック運転手にしかない辛さ、責任ももちろんあります。今回は以下2つをピックアップしてご紹介します。
- 物を運ぶという責任
- 意外と多い肉体労働
1. 物を運ぶという責任
トラック運転手が気楽とは言えない理由の一つ目は、物を運ぶという重大な責任があることです。空っぽのトラックを運転するのはとても気楽ですが、トラックには大事な荷物が入っています。一人で自由に走れるからといって、決して適当に荷物を運ぶことは許されません。
荷物を安全に届けるのはもちろんですが、運送業界は時間にとてもシビアなので、時間厳守というプレッシャーも大きくなります。例えば宅配の場合、時間通りに荷物を届けないと、お客さんに怒られたり再配達しないといけなくなります。
また、トラック運転手は人目につく仕事です。マナーの悪い運転を通行人や乗用車に見られると、会社のイメージも下がってしまいます。仕事中は一人でも、街に出れば会社の顔であるという意識を持たないといけません。
最後に、トラック運転手の最大のリスクである事故です。
トラック運転手は事故を絶対に起こしてはいけないという責任があります。なぜなら事故損害の一部をドライバーが負担するためです。(※負担額は会社によって異なります)
トラック運転手は気楽に見えて大きな責任を背負っている仕事なのです。
参考記事:トラック運転手事故、費用は自腹?事故後の対処法まとめ(自己負担額など)
しかし、その大きな責任を背負っているからこそ、無事荷物を届けた時は達成感を得ることができます。責任も大きいですが、やりがいも大きい仕事なのです。
2. 意外と多い肉体労働
トラック運転手はただ気楽に運転しているだけの仕事ではありません。実は肉体労働が多い仕事なのです。
例えば荷物をトラックに積む作業や、届けた荷物を下ろす作業などをする必要があり、それが1日に何回も続くとかなりの肉体労働になります。トラック運転手は体力がないと続かない仕事なのです。
また、トラック運転手は睡魔との勝負でもあります。一番稼げる長距離運転手は、長い時は12時間以上ぶっ続けで運転することもあります。一瞬の油断が大きな事故に繋がってしまうため、どんなに長く運転していても、眠気に襲われることは絶対NGなのです。(※4時間につき30分休憩を取ることが義務付けられています)
ですので、体力に自信がある人でないと、トラック運転手は続かないかもしれません。
逆に、じっとしているデスクワークが苦手で体を動かすことが好きという方には、とてもぴったりの仕事です。体を動かすことが好きでトラック運転手を続けている人も少なくありません。
最後に
いかがだったでしょうか?
トラック運転手は気楽な部分もありますが、決して気楽なことばかりではありません。気楽なだけの仕事など存在しないですよね。
ただ、辛いこともある反面、やりがいもある仕事です。就職や転職を考えている人は、ぜひ選択肢の一つとして検討してみては?