大型免許と大型特殊免許の違いとは?取得方法や費用・期間・難易度を紹介!

   

公道を特殊な車両で走行するために必要になるのが大型特殊免許ですよね。大型特殊免許は建機や特殊車両を中心に扱う運送会社や建設業など多くの場面で活躍しており、

大型免許と大型特殊免許の両方を取得していれば需要は高くなります。そこで今回は大型免許と大型特殊免許にスポットを当てて、ご紹介していきたいと思います。

大型免許と大型特殊免許とは?

大型免許は、日本の道路交通法における「公道」で大型自動車を運転するために必要な免許です。

「大型自動車」に分類されるのは、車両総重量11,000kg以上、最大積載量6,500kg以上または乗車定員30人以上の四輪自動車です。トラックでは俗に「10t」と呼ばれるサイズですね。

かつては車両総重量8,000kg以上、最大積載量5,000kg以上または乗車定員11人以上の車両から大型に区分されていましたが、平成19年の法改正により、こちらは中型に区分されました。

大型特殊免許とは、文字通り「大型の特殊車両」を公道で運転するために必要な免許です。最もよく見かけるのは、クレーン車ではないでしょうか。

「重機」とも呼ばれる特殊車両には、クレーンやブルドーザー、ロードローラー、ショベルカー、フォークリフト等、

それに道路清掃車両や除雪車でトラックではないもの、さらには農業用のトラクターやコンバイン、そしてカタピラ車などがあります。それらの中で小型特殊に該当しないものが大型特殊になります。

大型免許と大型特殊免許の取得条件

  • 大型免許
    大型免許を取得するには、満21歳以上で、普通免許以上の免許または大型特殊免許を取得してからの期間が、免停期間を除いて3年年以上あることが条件です。

視力は両眼で0.8以上、片眼0.5以上です。矯正視力でもOKです。また、遠近感を掴む深視力の検査があり、誤差が3回平均で2cm以下であることが必要です。色覚・聴覚などは普通免許と同じです。

  • 大型特殊
    大型特殊免許は、18歳以上であれば普通免許を所持していなくても取得できます。

視力は両眼で0.7以上、片眼で0.3以上または片眼が0.3に満たない場合も取得可能です。

さらに、片眼が見えない場合でも、もう一方の視野が左右150度以上あり、視力が0.7以上あれば取得可能です。色覚・聴覚などは普通免許と同じで、深視力検査はありません。

自動車教習所で免許取得にかかる費用と流れ

  • 大型免許
    どの種類の免許でも地域や教習所によって費用には大きな違いがありますが、ざっくりとまとめてみると、大型免許の取得費用は18万円~40万円です。

大きな開きがあるのは、現在の所持免許によって費用や時間数が変わるためです。普通AT限定所持なら35~40万、MTなら30~35万、中型(8t限定)で20~30万、中型所持が最も安くなり、18~22万円ほどです。

普通免許所持からの取得の場合は、学科1時間、技能34時間です。普通MTからなら技能30時間になります。

中型以上は学科免除となり、8t限定ATで技能24時間、MTで20時間です。中型からのステップアップは技能14時間で卒業検定となります。

  • 大型特殊
    普通免許を所持していれば、学科が免除されるため8万円~13万円ほどで取得できます。
    技能教習は6時限で卒業検定となり、最短4日で修了できます。

普通免許を持っていなければ、17万円~21万円ほどです。学科22時限に加え、12時限の技能教習を経て卒業検定となります。なお、二輪免許を所持している場合は技能教習が10時限になります。

ちなみに陸上自衛隊で取得できる「大特はカタピラ車に限る」というカタピラ限定、農業大学校で取得できる「大特は農耕車に限る」という農耕限定の免許もありますが、

これらの限定を解除する際も費用は普通免許所持からの新規取得とあまり違いがありません。その上、限定解除を行っている教習所が少ないというデメリットがあります。

限定解除の場合は試験場で受験するほうが近道の場合もありますので、調べてみましょう。

一発試験で受けた場合は?

  • 取得までの流れ
    大型一発試験の場合は、適性検査→場内試験→仮免許路上練習(仮免許取得から本試験前3ヶ月以内に1日2時間かつ5日以上)→路上本試験→取得時講習→免許取得という流れになります。

大型特殊の一発試験は、普通免許を持っていれば本当に一発です。当日にコースが発表され、慣らし走行→検定です。

  • 取得費用
    1回で取得できるとすれば、大型なら4万円弱の費用になります。

これはかなり安いと思うでしょうが、実際に大型免許に1回で合格できるケースはほとんどありません。何度も受ければ当然費用もかかりますので、その分を計算に入れる必要があります。

また、路上練習の環境がない場合は、練習費用がかかることも考慮しなければなりません。練習に使用した車両の車検証や同乗者の免許証のコピーが必要なこともあります。

大型特殊の一発試験は、6,100円程度です。合格率は30%弱、平均受験回数は2回ですので、大型免許よりはかなりハードルは低くなっています。

両方合わせて取得するなら合宿もおすすめ

費用の面を考えると一発試験は魅力ですが、平日にしか行っていないことを考慮すると、合格できなければ何度も平日に通わなければならないというデメリットがあります。

いっそまとまった休みに取れればいいのに、と考えた場合は、合宿がおすすめです。

普通免許や二輪免許でも行っている合宿教習ですが、教習所によっては大型+大型特殊や大型+けん引、さらには大型+大型特殊+けん引免許などのセット教習を行っているところもあります。

もちろんセット教習には大幅な割引がありますので、ゆくゆくはステップアップを考えているなら、セット教習も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

認定教習所での免許取得はハローワークの教育給付金の対象にもなっていますよ。

作業を行うための免許ではない大型特殊免許

これまでに大型自動車と大型特殊の運転免許についてお話ししてきましたが、どちらも公道を運転するために必要な免許です。

大型特殊車両で実際に作業を行うためには、運転免許以外にも車両に応じて技能資格が必要になります。

移動だけで作業資格がないとなると、実際に業務に就けるチャンスは大幅になくなりますので、必要な技能講習を忘れずに受講してください。

技能講習の施設は自動車教習所に限らないので、目的の資格から探してみましょう。大手重機メーカーなどで講習を行っているところがいくつもあります。

なお、合宿教習所では、隣接する施設で移動式クレーンや玉掛け、フォークリフトなどの技能教習までセットで行っているところもあります。

まとめ

運転免許は、どんな車両でも取得していて損をすることは絶対にありません。

自動運転が徐々に現実化している昨今、自動運転に対応するには時間がかかりそうな免許を取得しておくのも、これからの時代を生き抜くために有効な方法のひとつかもしれませんね。

【EU用】記事終わりCTA_22/09更新

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