ダンボールの積み方のやり方/コツとは?荷崩れしにくい積み方などをご紹介!
ダンボールなどの箱物を運んでいる方にとって、せっかく積み上げたダンボールが崩れてしまったときや、下のダンボールが潰れてしまったときは悲しいですよね。
そんな思いをしないために、荷崩れしにくい積み方を知っておきましょう!
Contents
ダンボールを積み上げる時に注意するポイントとは
トラックなどにダンボールを積んでいく際に重要となるのが「効率性」「安定性」「耐圧性」です。
かんたんに言えば「できるだけ多くのものを、安定して積み、しかも潰れない」ということが重要になってくるのです。
いかに隙間を少なく、多くのものを積み込めるか
これは「効率性」に関係しているものです。荷物を運搬する際には当然「できるだけ多くのものを運ぶ」方が効率は良くなります。
不要な隙間が発生しないように決められた場所にどれだけ多くのものを積み込むかがポイントです。
いかに崩れず、下の荷物が潰れないようにするか
これは「安定性」「耐圧性」が関係しています。積んだのは良いけれど運転中に崩れてしまったとなると大問題です。
また、隙間なくとにかく積み上げることを重視したりすると下の方のダンボールが潰れてしまうことがあります。どれだけ安定感があって、荷物がへこんだり潰れたりしないかが重要になってきます。
積み荷が潰れてしまったりすると補償問題もややこしくなります。安全に荷物を運ぶことが最優先であることを忘れてはいけません。
ダンボールの積み方!
ダンボールの積み方は数種類あり、それぞれに効率性や安定性が違っています。それぞれの特徴を知って、正しく使い分けていきましょう。
平積み
多くの荷物を積んでいくために効率性は非常に高いものがあります。そのままダンボールをブロックのように積んでいく方法で「ブロック積み」と呼ばれることもあります。
簡単でシンプルな積み方ですが、前後左右の揺れに弱く、荷崩れを起こしやすいという欠点があります。安定性には欠けていると言えます。荷物が軽い場合、近距離な場合によく使用される積み方です。
ピンホール積み
段ごとにダンボールを風車型に組んでいく方法です。中央には空間ができるようになります。安定性は非常に高いのですが、面倒であることと隙間ができるために効率性もあまり良くはありません。
また、耐圧性はあまり良くなく、下の荷物が潰れてしまうことがあります。重すぎるものはこの組み方をしないようにしましょう。
インターロック積み
「交互列積み」とも呼ばれる積み方です。段ごとに90度向きを変えることで高い安定性を持つことができます。また、積む際に余計な時間はかかりませんし、隙間もできにくいために効率性も悪くありません。
一番上の段だけ安定性が悪くなりますので、特に端の荷物には気をつけておきましょう。ラッシングしてしまうのも良いかもしれません。
平積み+インターロック積み
下の方は安定性が高いインターロック積みにして、上の方は平積みにするという積み方です。とにかく効率性と安定性に優れているために使用されることも多くなっています。
トラックなどで運送する際にも下部分が安定しているために前後の揺れにも強くなっています。不安があるようであれば上部分をラッシングしてしまえば安定性はさらに上がることになります。
ピンホール応用積み
ピンホール積みを応用したもので、一角の部分を2つに分割する、3つに分割するという方法です。ノートパソコンを積む際などに多く利用される方法で、応用しやすい割には安定性が高くなっています。
2つに分割したものを「ダブルピンホール」、3つに分割したものを「トリプルピンホール」と呼ぶこともあります。ただし組む際にはかなりの時間がかかることがあります。
まとめ
ダンボールには多くの積み方があります。それぞれに長所や短所があるので、運ぶ荷物によって使い分けることがポイントとなります。パレットに積むときはダンボールがはみ出るほど積むことがあります。
この状態をオーバーハングといい、この状態になるとどのような積み方をしても耐圧性が大きく低下し、潰れたりへこんだりしやすくなるので注意しておきましょう。