追突事故を防止するにはどんな対策をすべき?追突事故が起こる原因も解説
運転をしていて、事故は必ず避けたいものですが、ふとした気の緩みで自分が事故を起こしたり、追突されたりすることもありますよね。
では、追突事故はなぜ発生するのでしょうか。どのような場所で事故が起こるのか、原因はなんなのか、未然に防ぐにはどうすればいいのか、本記事ではこれらの内容を徹底解説します!
Contents
そもそも追突事故ってどんな事故?
追突事故ってどんな事故なのか?おそらく皆さんが頭の中で思い描いた通りの事故でしょう。前方の車に後ろからぶつかってしまった事故の事を追突事故と言います。もちろん前方の車に後ろの車がぶつかるだけではありません。
停車していたら後ろからぶつかられるのも追突事故です。つまり車に車がぶつかる事故の事を追突事故という言い方をするのですね。特に止まっている車にぶつかるケースが多い事故である事が多いようですね。
信号待ちしていたら……。前が渋滞していて速度を落としたら後ろから追突された、という話をよく耳にしたりしますよね。
どこでよく発生するのか
追突事故はどこでよく発生するのかというと、これについてはどこででも発生する可能性があります。例えば一般道路で追突事故が発生したという例もたくさんありますし、高速道路などでも追突事故が発生したというニュースはよく聞きますよね。
他にも店舗の駐車場で追突事故が発生する事もありますし、交差点などでも頻繁に発生したりします。つまり前の車が止まっている状態で発生する事故なので、どこの道路でもどこの場所でも起こりうる事故だという事になります。
では追突事故が発生するのはどうしてなのか?その理由について簡単に説明いたします。
どんな時発生しやすいのか
追突事故はどんな時に発生しやすいのかというと、交差点で信号が変わりそうだったけれど進行しようとしたら、前を走っている車が停車してしまってブレーキが間に合わなくて追突してしまったというのが多いようです。
他にも普通に走行していてカーブを曲がったら前方が渋滞していて、気づいたけれどブレーキが間に合わなくて前方で停車している車に追突してしまった。などという例も非常に多いようです。
このように、追突事故は
- 前の車の運転手の走りの感覚と自分の走りの感覚がずれた時
- 前方が見えなくて止まり切れなかった時
などに発生しやすいようです。
追突事故の原因
追突事故の原因は一つではありません。例えば
- 何か考え事をしていて運転に集中ができていなかった
- 運転中によそ見をしてしまっていた
- 信号が変わる直前でも前の車が行くと思った
- 前の車との車間距離が足らなかった
- スピードを出し過ぎていた
などの思い込みがあげられます。もちろん原因は一つだけではなく複数の原因が重なっても追突事故の危険があります。
これらの原因はちょっとした注意で改善する事ができるものばかりなのですが、なかなか改善が難しい問題であるのも事実です。
追突事故の事例
追突事故の事例をご紹介いたしましょう。
商社にお勤めのAさんは取引先との商談を終えて会社に戻ろうとしたところ、B社からの連絡を受けます。B社からの電話はクレームでしたが、Aさんは会社に戻らないと詳細がわかりません。
そこでB社の担当者にすぐに戻って連絡を入れると話電話を切りました。運転を始めてはみたもののクレームの内容が気になります。気もそぞろのところへ前方の信号が変わりそうになりました。
Aさんは前方の車も行くだろうとスピードを緩めませんでした。ところが信号に差し掛かったところ、前方の車はAさんの予想とは違って停車しました。慌ててブレーキを踏みましたが間に合わず、追突事故を起こしてしまったのです。
追突事故を防ぐには
追突事故の事例をご覧になった方の中には「自分もそうだった」と共感する方もいらっしゃるかもしれません。
ですがAさんが体験した追突事故は本当なら防げていたかもしれない事故なのに、いくつかの原因が重なったために起きてしまいました。
事故をした後で、よく考えたら
- あの時こんな事をしなければよかった
- あの時止まっていれば良かった
などとつい考えてしまいます。でもAさんの事例はほんの一つの例でしかありません。
その他多くの追突事故を防ぐには、いくつか重なる事故の原因を取り除くしか方法はありませんよね。そこで追突事故を防ぐ方法を一つずつ確認して事故を未然に防げるよう心がけましょう。
脇見運転をしない、余計なことを考えない
車は自動で運転しているわけではありません。運転手自らが操作をして初めて動く乗り物です。もしも自分が運転をしているのならば、運転中は余計な事に心を奪われないように心がけるといいでしょう。
ついつい人間は運転していたりすると、その日の予定を組み立ててしまったり、嫌な出来事を思い出してはカリカリしてしまったりするものです。でも運転中は他の事を考えないよう癖をつけておくと良いかもしれません。
また、初めて走る道の中にはとても美しい場所を走る事もありますよね。ほかにも目的地がわからず地図を見ながら走る事もあるかもしれません。こうした脇見運転をしないよう心がけるのも大事です。
落ち着いて運転する
追突事故に限った事ではありませんが、イライラしたり急いで焦っていたりすると、どうしても注意が散漫になってしまうのは当然の事ですよね。先ほども話したように道を探しながらの運転も注意がそれてしまいます。
そうなると前方の車が止まっていても全く気付かずに追突事故を起こしてしまったりします。また、都心部などでも渋滞する時間帯がありますので、速く目的地に行きたいのに車が走らなくてイライラしたりするのも良くありません。
まずは運転しているという自覚をもって、落ち着いた状態で常に運転するよう心がけると追突事故に限らず事故の防止ができるでしょう。
自分は大丈夫と過信しない
運転歴が長くてゴールド免許だから自分は事故を起こさない!そんな自信がある方は要注意です。あまり自分を過信しすぎるとろくな事はありません。もう一つは「この道はいつも空いているから」といった根拠の無い自信もいけません。
もしかしたら工事や事故が起こって渋滞しているかもしれません。自信満々で前で止まっている車に追突しないとも限らないのです。特にカーブを曲がった先に交差点がある場合には要注意です。
いつどこでどんな事が起こるかわからないので、あまり自分を過信して運転をしないよう心がけると良いですね。
しっかりと一時停止する(交通ルールを守る)
追突事故は突然起こるように思えるかもしれませんが、実は気を付けていれば一生遭遇しない事故でもあります。
追突事故が発生する原因となる
- 「脇見運転」
- 「うっかり運転」
- 「自分への過信」
などをしない事が重要です。
他にも一時停止の指示がある道路では、必ず白線の手前で3秒止まって安全確認を行う事も重要です。一時停止違反は7000円程度の罰金になりますし!
それと信号についても前の車はもしかしたら止まるかもしれない!と予測しながら運転をすると、追突事故を未然に防ぐ事ができますので、交通ルールを守る事を習慣づけるのも大事ですね。
まとめ
今回は自動車事故の中でも比較的多い「追突事故」についてをお話いたしました。
追突事故とはどんなものなのかや追突事故になる原因、そして原因を改善する方法と実際に事故を起こしたケースもご紹介いたしました。
ドライバー1人1人が注意すれば防ぐ事ができる事故ですので、運転中は運転に集中する努力をしてみましょう。