ユニックが動かないときの対処法!トラブルか故障の見分け方
ユニックが動かなくなってしまった場合の対処法にはどのようなものがあるのかでしょうか。対処法を調査してみました。
その対処法を分かりやすくこの記事にて伝えますので今後ユニックを取り扱う上で参考にしていただければと思います。
Contents
ユニックレーンが動かなくなった場合の対処法!
それではユニックレーンが動かない時の対処法を簡単にまとめていきます。
配線トラブル
配線トラブルでPTOが入らない原因はいくつかありましてあらゆる想定を理解していきましょう。PTOが動かないのに一番多い原因です。
PTOのシャフトが動いていない時はまずはPTOスイッチ自体が故障しているのか疑うことです。
何故ならPTOスイッチが入ると、PTOのシャフトがしっかり作動するからになります。因みにシャフトが作動しているのか確認する時はユニックレーンの足回りを覗いてみましょう。
スイッチに異常がない場合はシャフトが壊れているかもしれません。(車検を通していれば問題はないと思いますが)
スイッチが入りシャフトが作動していてブーム(アーム)が動かない場合は、ブームの操縦レバー自体の故障か、ブームの操縦レバーからブームへ指令を送る配線の故障なのかを疑いましょう。
過巻き防止の自動停止が作動している可能性がある
荷物を持ちあげている時に急にワイヤーが停止することがありませんか。その原因は過巻きによりフックが安全装置に達していますので、それ以上ワイヤーを巻かないように防止するのです。
過巻き防止の安全装置は重大な役割がありまして、フックがブームまで達してしまうとワイヤーが切れて持ち上げていた荷物が落ちる危険性があります。
安全装置は目視で確認できるので、ワイヤーが停止した時に見てみましょう。
コントロールボックスの配線カプラーが抜けている
またPTOが作動しない理由としてコントロールボックスの配線カプラーが抜けていることがあるため刺してあげれば作動することがありますので抜けていないかチェックしておきましょう。
このようにあらゆる可能性を想定して確認すること問題解決能力が上がりますし作業を効率化できます。
ラジコンが効かなくなってしまった場合の対処法!
電波の状況が悪い
ラジコンを利用していて電波の状況が悪い時があります。例えばブームの動きが思うようにいかないとか、全くラジコン通り作動しないとかです。
電波が悪い原因として多いのが電波の発信箇所から受信機まで離れていることです。
ラジコンの電波受信機はブーム等のユニック操縦レバー付近に設置されていることが多いので受信場所に近づいて電波状況を確認しましょう。
電池切れ
ラジコンを利用している時に電池切れが生じることがありまして、作業が続けられずクライアントを待たせてしまいますので準備が必要です。電池の予備を持っておけば不足の事態を回避できます。
またラジコンの電池は基本アルカリ電池だと思いますので充電ができて、シガーソケットを使えば走行中に充電されます。
使用した電池を充電し、充電が完了した電池をラジコンにセットするスタンスで上手く使い分けると電池切れは起こらないでしょう。
故障している場合も
ラジコンが作動しない原因が「電波の状況が悪いわけでもない」「電池切れでもない」場合だとそもそもラジコンのレバーが故障しているのか、受信機が故障しているのか考えていきましょう。
例えばPTAのスイッチをONにしてシャフトが動いています。しかしラジコンのレバーを操作しても反応がしないという場合はラジコンか電波受信機なのか原因を探っていくのです。
アウトリガーが動かない、スムーズに動かない場合の対処法!
PTOが入っていない
アウトリガーとはクレーン車や高所作業車、コンクリートポンプ車などでブームを伸ばしたり物を吊ったりする際に、車体横に張り出して設置させることで車体を安定させる装置です。
PTOが入っていないとアウトリガーで固定できません。よくあるのがクラッチ踏んでPTOスイッチをONにしたが、シャフトが動いていないことです。
その場合はもう一度クラッチを踏んでPTOスイッチを押したら作動することがあります。
故障している場合も
PTOスイッチをONにしてシャフトは動いているけどアウトリガーで固定できない!と言う場合は、油圧関係の故障の可能性があります。
アウトリガーの固定する物やブームには強い力が働くのでその際に油を利用しますので確認してみましょう。
不具合が出ている状態で作業していると事故に遭う可能性も
不具合が出たまま作業をすると命の危険性が高まります。やはり大きなものを扱う作業なので不具合が出ればまず上司に報告して自分で解決できない場合は作業は諦めて不具合の理由から解決していきましょう。
まとめ
上記の知識があればスムーズな作業が可能です。しかし不具合で解決できないと思ったら無理して作業は続けないようにしてください。
解決できないことはできないと知っておくことも大事です。重たいものを扱う仕事は常に危険と隣り合わせと理解して安全第一に作業しましょう。