タンクローリーの運転手に必要免許/資格は?取得方法・費用・危険物を扱えるかもご紹介

      2019/02/13

危険物も運ぶタンクローリーの運転手になるために必要な免許や資格は、何があるかご存知ですか?普通のトラック運転手よりも必要な資格も多いため、転職を考えている人は資格所得も欠かせません。

そこで今回は、タンクローリーの運転手になるために必要な免許や資格は何なのか、また資格の所得方法などについてご紹介します。

タンクローリードライバーの必要な免許

タンクローリーのドライバーになるためには必要な免許がいくつかあります。そこで、免許や資格の種類や所得方法をご紹介します。

大型免許が必要

タンクローリーは大型車に分類されるため、普通免許では運転することができず「大型免許」が必要になります。ただ、稀に中・小型運転タイプのタンクローリーを使用している会社もあるため、大型免許でなくても募集しているところがあります。

また、免許制度が変更される平成19年6月以前に普通免許を所得して入れば、中型のタンクローリーを運転することができるため、それだけで応募することができるところもあります。

牽引免許はあると良い

タンクローリーは「大型トラックタイプ」と「牽引タイプ」の2種類があり、牽引タイプを運転するにはもちろん牽引免許が必要になるため、会社が募集している車種を把握しておく必要があります。

また、牽引タイプのタンクローリーは積載量が多いため、大型トラックタイプに比べ給料も多くなる傾向があります。もちろんあらかじめ免許を取得しておく事でアピールにも繋がり、転職面で有利になることもあります。
トレーラー車

会社によっては免許取得サポートがある

トラック業界全体が人手不足になっているため、会社によっては入社してから大型や牽引免許を取得するのをサポートしてくれるところもあるため、普通免許があれば入社することができるところもあります。ただし、タンクローリードライバーは大型免許がないと仕事ができないため、早めに免許を取得することに越したことはありません。

積載物によって変わる必要な資格と所得方法

タンクローリーは積載物も種類があり、そのために必要な資格が変わってきます。そのため資格の種類と所得方法をご紹介します。

ガソリンなどは危険物取扱乙種4類

ガソリンなどの取り扱う場合は、「危険物取扱第乙種第4類」の資格が必要となります。危険物取扱者とは、消防法で指定されている危険物を取り扱ったり、保安監督業務を行ったりすることができる資格です。

危険物はそれぞれ指定数量が決められており、それを超える量を取り扱ったり保管する場合に必要な資格となります。なお、タンクローリーは「移動タンク貯蔵所」という扱いのため、運転する際は運転手が資格を所得するか、資格を持っている人に同乗してもらう必要があります。

危険物取扱者の資格所得方法

危険物取扱者の資格は消防試験研究センターが主催する試験を受けて合格すれば所得することができます。試験は受験する都道府県によって異なっておりどの県も最低2回は試験が実施され、所得費用は乙種は3400円となっています。

全国の消防署で配布している願書に必要事項を記入して消防試験センターに送付するか、ネットで電子申請で申し込むことができます。

試験内容は「危険物に関する法令」「物理および化学」「危険物の性質並びにその火災予防および消化の方法」と3科目の学科試験となっており、各科目60%以上の得点で合格となります。また、乙種は1~6類まで分類されており、1度乙種の資格をすでに所得している場合に他の類を受講する際に科目が免除になるため、かなり所得しやすくなるでしょう。

危険物取扱乙種4類以外もあったほうがいい?

多くのタンクローリーはガソリンや灯油を運ぶため、乙種第4類の資格だけでも仕事することができますが、他の免許を取得していると、もし違うものを運ぶことになった際に仕事を任せてもらえることもあり会社で優遇される可能性があります。また、転職の際のアピールポイントにもなるため、多くの資格を所得しておくことをおすすめします。

毒物は毒物劇物取扱責任者

硝酸や過酸化水素などの毒物を運搬する際は、「毒物劇物取扱責任者」の資格が必要となります。

ただし、最大積載量が5000kg以上の自動車や非牽引自動車に固定された容器などを輸送する場合は事業所に1人「毒物劇物取扱責任者」の資格を持つ人を選定しておく必要があるため、個々の運転手が資格を所得していなければいけないということではありません。

毒物劇物取扱責任者の所得方法

試験は各都道府県が年1回実施しており、受験費用は東京都の場合で12900円となっています。

また、試験科目は筆記と実施試験があり、筆記は「法規」「基礎化学」「毒物・劇物の性質」「取扱い・貯蔵知識」の4科目、実施は「取扱い方法」「毒物・劇物の識別」の2科目があります。なお、実施試験は、「実施を想定した」筆記試験として実施する都道府県が多くなっています。

高圧ガスは講習を受けるか資格を取る

また、水素や液化ガスなどの高圧ガスを輸送する場合は高圧ガスを輸送する際に必要な「高圧ガス移動監視者講習」を受けるか、高圧ガスを製造する事業所で保安の業務に就くことができる「高圧ガス製造保安責任者」の資格が必要となります。

また、「高圧ガス製造保安責任者」の資格は対象の高圧ガスの種類が細かく分かれているため、輸送する高圧ガスの種類を把握しておくことが必要でしょう。

高圧ガスの資格取得方法と講習の受講方法

高圧ガス移動監視者の講習は全国15カ所で開催されており、各年間4回開催されています。受講費用は一般の移動監視者は11400円で液化石油ガスの移動監視者の場合は10600円となっています。高圧ガス製造保安責任者の試験は毎年11月くらいに行われ、書面とインターネットで申し込みができ、受講料は7900円~12400円となっております。

また、年に1〜2回ほど高圧ガス製造保安責任者講習の開催されており、受講が修了することによって試験時に一部の科目が免除されます。この講習は約3日間開催され、受講費用は種類によって違うものの、16200円〜21100円となっています。

まとめ

タンクローリーのドライバーといっても輸送するものによって必要な種類が様々なため、事前にしっかりと調べておく必要があります。ただ、「大型免許」や「牽引免許」はタンクローリードライバーにとっては必須と言えるため、まずはここから目指すことをおすすめします。

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