大型トラックを初心者が運転するコツを解説!ブレーキやカーブの注意点
大型トラックの運転経験のない初心者の方は、運転に不安を感じることも多いですよね。
せっかく就職、転職に成功したのに運転で失敗したらどうしようと、悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
そこでここでは、そんな大型トラックに乗る、運転初心者の方の不安が取り除かれるように、運転中に気を付けなければならないことや、運転に関わるコツについてご紹介したいと思います。
Contents
大型トラックを初心者が運転する時の心構え
大型トラックを初心者が運転する場合、「常に緊張感をもって安全運転をする」ということを心がけましょう。この気持ちを長く持ち続けることが、事故のリスクを低くするコツです。
そもそも、トラック運転手というのは大切な荷物を運ぶ立場です。そのため、当然事故を起こさないことが前提の仕事です。
ただ、事業用トラックの事故率というのは他の車種と比較して高いことから、事故を起こしてしまうドライバーも多いということですね。
避けられない事故というのもありますが、トラックドライバー自身の気の緩みが原因で事故につながるケースも多いです。
したがって、初心を忘れずに安全運転を続けようという心構えが重要になります。
大型トラック運転の初心者に気を付けてほしいこと
大型トラックの運転にあたって、気をつけるべきことは多くあります。そこで、6点の注意ポイントをご説明しましょう。
死角が多い
大型トラックについては、一般車に比べて死角が広いです。特に左側後方については、運転席から見えない部分が大きいですね。
実際のところ、死角に自転車等が入ってしまったことで事故につながるケースはとても多くあります。
大事なことは、死角がどこなのかをしっかりと把握しておくことです。これにより、安全運転につながります。
車高や車幅
大型トラックとなると、車高や車幅が一般車とは段違いになります。
一般車だと普通に通れる道でも、大型トラックだと通れないというケースは多々あるということですね。そのため、車高や車幅を十分に意識した上で走行することが大切です。
また、運転するトラックのサイズに合わせてナビゲーションしてくれるカーナビもありますので、そういったものを活用するのも対策の一つになります。
オーバーハング
オーバーハングとは、車体がタイヤからはみ出た部分のことを言います。
大型トラックだと、多くの場合でリアオーバーハングが懸念されます。リアオーバーハングとは、後輪から後ろにはみ出た部分のことです。
この部分の接触事故というのも多いです。そのため、オーバーハングの特徴を踏まえた上での運転を心掛ける必要があります。
エアブレーキ
大型トラックの場合、基本的にはエアブレーキが搭載されています。
エアブレーキとは、空気ブレーキとも言われていて、ブレーキを解除した時にエアー音がするのが特徴です。
画期的なシステムですが、バタ踏みをしてしまうと事故のリスクが急激に上がるという問題があります。バタ踏みとは、踏み込みと緩みを短時間のうちに何度も繰り返すことです。
これをやってしまうと、空気圧が低下し、ブレーキ機能が停止してしまう可能性があるのです。大変危険ですのでバタ踏みをしないよう注意しましょう。
急ハンドル
急ハンドルとは、文字通り急なハンドル操作をすることです。残念なことに、急ハンドルによる事故も非常に多いです。
車や障害物をかわそうとして慌ててハンドルを切ることで、対向車と衝突してしまうケースはよくあることなのです。
重要なことは、視野を広くして慎重に運転することです。
急ブレーキ
急ブレーキによる事故も多いです。
具体的には、急ブレーキをすることによって後方の車がぶつかってしまい、そのまま玉突き事故につながるケースなどが挙げられますね。
車間距離を広くとることなどが対策として挙げられます。
大型トラックを初心者が運転するときに役立つコツ
バックのコツ
右バックする場合は右後方のタイヤを寄せるように意識しましょう。
反対に、左バックする場合は左後方のタイヤを寄せるように意識しましょう。
車庫入れのコツ
車庫入れに関しては、サイドミラーを活用することが重要です。
何度も後方を振り返りながらということではなく、サイドミラーを適切に調整した上で、それを見ながらゆっくり車庫入れを行いましょう。
ホームに真っ直ぐつけるコツ
ハンドルを回しすぎるとかえって調整が難しくなります。
したがって、ハンドル操作は最低限に抑え、あとは周囲との距離確認やバックのスピードに意識を向けましょう。
曲がり方のコツ
大型トラックの場合、内輪差の問題で左折が難しいとされていますので、内輪差と周囲を走行する車に意識を配りながら、かつ右に大きく膨らませることなく曲がることがコツです。
初心者は大型トラックの運転に慣れてからが危ない
大型トラックの運転に慣れてくると、気の緩みが生じやすくなります。
気の緩みは事故につながりますので、気をつけなくてはなりませんね。
絶えず緊張感を持ち、注意点を意識しながら冷静に運転することが大事です。
まとめ
大型トラックを運転するとなると、色々と気をつけなければならないことも多く、最初のうちは大変でしょう。
ただ、あまり色々なことを考えすぎると、かえって適切な状況判断が難しくなることもあります。
そのため、考えすぎることなく、平常心で運転することも大切です。