運送業で仕事をする際にあったら良い資格をご紹介します!
これから運送業のトラック運転手として仕事をしたい方、又は運送業を営みたいと考えている方に必要な資格、あったら良い資格を一覧でご紹介していきます。
必見の運送業必要資格一覧!!どんな車に乗れて、どんな荷物を運べるのか、概要を各資格ごとに詳しく解説していきます。
Contents
運送業にはさまざまな資格が必要
運送業において必要な資格は様々にあります。
まず、運送業界に就職をしようと決めたら、トラックの運転に必要な資格を必ず取り、そして有利となる荷の積み下ろしに関わる資格も持っておくと便利です。
運送業を営もうとする方は運転手の健康管理、トラックの安全管理等という管理面からの資格とともに、経営に必要な資格が求められます。
普通免許は最低限必要
運送業界でトラックドライバーとして働くなら、普通自動車免所は必ず取得しておきましょう。最低限の必要資格と言えます。
また、運転できる車の種類を増やすには、これに加えて中型自動車免許・大型自動車免所の資格取得を目指されることをお勧めします。
現場業と管理業で必要な資格が異なる
現場業ではどんなトラックを運転でき、荷積み・荷卸しに必要な即戦力となる資格が求められます。
対して管理業は勤務シートの作成やドライバーの健康管理、トラックの整備管理と安全に業務を行う上での管理資格が求められます。
運送業のドライバーに有効な資格
資格によって乗れるトラックや積める重さ等、内容が変わっていきます。運送業にて働く際に、それぞれどんなメリットがあるのか資格の受験要件とともに解説します。
中型自動車運転免許
中型自動車運転免許とは、4t車を乗るために必要な資格です。車両総重量は11t未満のトラックに乗る事ができます。4t車は運送業において大きな需要があるため、重宝されます。持っていると運送業に対しての就職の際も有利になります。
中型自動車免許を取得するのに必要な受験資格は、20歳以上、かつ普通免許又は大型特殊免許を持っている期間が通算2年以上となります。
大型自動車運転免許
大型自動車免許とは、車両総重量11t以上・最大積載量6.5t以上・乗員定員30名以上の車両が運転可能となる資格です。
満21歳以上で普通自動車免許か大型特殊免許を持ち、免許を持っている期間が通算3年以上の人が取得できます。この際、免所停止期間は除きます。
トレーラー以外すべてのトラックを運転できるようになる為、運送業において持っていて損はない資格といえます。
けん引免許
けん引免許とは、750㎏以上の荷物を載せた台車やトレーラーなどをけん引する際に必要な資格となります。
満18歳以上で普通自動車免許、大型自動車免許、大型特殊免許のいずれかを持っている人が取得できます。
フォークリフト運転技能者
フォークリフト運転技能者とは小型特殊自動車を運転できることを指します。
小型特殊自動車の免許は満16歳以上から取得可能です。普通自動車免許を持っていなくても取得できます。
昨今の運送業では荷積み・荷下ろしはパレット用いてフォークリフトを使用することが多く、ドライバー自身がこれを行うことが多いです。補助資格として取得しておくと良いでしょう。
玉掛作業者
玉掛作業者とは、通称を「玉かけ」と呼び、荷物を吊る際に荷かけや荷はずしの作業の技能を習得する資格となります。
重量のあるもの等は荷積みと荷下ろしはクレーンを用いて行われることが非常に多く、クレーン運転士の資格と合わせてダブルで取得することをお勧めします。
建築や鉄鋼関係の運送業では需要が高い為、高額な報酬に繋がる資格となる可能性があります。
危険物取扱者
危険物取扱者は3種類があり、それぞれ丙種・乙種・甲種となっています。丙〜甲に向かって難易度が高くなります。
運送業界のトラックドライバーとして危険物資格が必要になる業種としては、おもに燃料を輸送している運送会社です。あらかじめ入社前にこれらの資格を取得することは就職において採用されやすく、かつ業務もし易いでしょう。
運送業の管理者に有効な資格
現場ではなく、管理側として運送業を運営する目線から業務に必要な資格をまとめました。
今は現場仕事だけれど、先々は内勤での管理業務を目指す方も必見の資格一覧です。
倉庫管理主任者
倉庫管理主任者とは、「倉庫」における火災の防止や倉庫の管理に関する業務に携わる者の資格です。倉庫の施設管理とは、倉庫のメンテナンス業務、火災等事故予防業務等、管理業務一般をいいます。
倉庫の管理業務に関して2年以上の指導監督的実務経験を有する者か、倉庫の管理の業務に関して3年以上の実務経験を有する者、又は国土交通大臣が定める倉庫管理に関する講習を修了すれば、経験に関わらず選任が可能となります。
運行管理者
運行管理者とは、トラックが安全に運行できるよう、管理する資格で、国家資格となります。取得するためには次の2つの方法があります。
1つ目は、運送事業にて運行管理補助の経験が1年以上、又は運行管理者基礎講習を修了して試験を受験する方法です。
2つ目は、運送事業にて5年以上の運行管理補助経験があり、基礎講習を1度受講、一般講習を年1回ごと合計4回受講する方法で取得できる資格です。
整備管理者
整備管理者とは使用するトラック等の点検や整備を行う人のことです。
メンテナンスをしっかり行い、車両トラブルによる事故を減らし、業務を安全に行えます。5台以上保有している会社には整備管理者を選任しなければならないとしています。
自動車整備士を3級以上取得している人は、申請のみで整備管理者となることが出来ます。資格がない場合でも、2年以上の点検整備に関わる業務経験、又は実務経験をした会社から経験証明書に印を押してもらうことができればなることができます。
ロジスティクス管理
ロジスティクス管理とは、「ロジスティック」に関する知識をきちんと理解していることを証明する資格となります。「中央職業能力開発協会(JAVADA)」が認定する公的資格です。
物流技能管理士
物流技能管理士とは、日本ロジスティクスシステム協会認定の公的資格です。物流管理者として必要な物流の全領域にわたる専門知識とマネジメント技術を、ロジスティクスのコンセプトに基づき、学ぶものとなります。
研修修了後の試験に合格することにより、協会が認定をします。
運送業を開業する際に有効な資格
運送業を開業するには直接運送に関わらない資格、お金のやりとりに関する資格や、仕事場の環境を整え、ドラーバーの体調管理等を行う資格等があります。
簿記2級
簿記とは、会社のお金の出入りを一定のルールに従い、正しく記録するものです。
簿記2級の資格は経理業務ができることの証明となり、開業にあたり取得しておいた方が良いでしょう。
経営管理や財務を担当するに際して「財務諸表」の数字を読み解く力があるということの証になります。財務諸表とは、企業の財政状況や経営状態を見るための指標の書類です。
衛生管理者
衛生管理者とは、労働安全衛生法において定められている、労働条件、労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当し、職場の衛生全般の管理をする者の資格です。
従業員50名以上の事業場については、衛生管理者免許等の免許、資格を有する者からの選任が義務付けられております。
健康診断の受診を促したり、ドライバーの日々の体調管理、健康管理を行う資格です。
まとめ
運送業界に働くためには様々な資格があります。会社で資格取得を補助してくれるケースもあります。
普通自動車免所にプラス何らかの免許資格を所持しておくと良いでしょう。資格の組み合わせで、活躍の場を広げて下さい。