【履歴書にはどう書く?】危険物取扱者乙四の正式名称は?乙4などの履歴書・職務経歴書での書き方を解説!

      2020/12/07

就職や転職の際に提出する履歴書に「乙4」の資格を記載する際には、正式名称で記載する必要があります。

しかしながら正式名称がわからず、そのまま記載して良いのかどうかがわからないと悩む方もいらっしゃるでしょう。

この記事では履歴書への乙4の資格の正式名称や面接時の対応についてわかりやすくご紹介いたします。

就職や転職を有利にする乙4の正式名称について

まずは乙4の正式名称を、そして他にも持っていると有利になる資格についてご紹介いたします。

乙4を正式名所で履歴書に記載するには?

まず知っておく必要があるのは、乙4の資格を履歴書に記載する際には次のように記載する必要があります。

【取得年月日 乙種第4類危険物取扱者 免状取得】

これは自分が取得している資格を採用担当者へ正しく伝えるためです。

どんな資格を取得しているのかを正しく伝える事で、企業が求めている条件を満たしている事をアピールすることができるのです。

記載する際には取得した年月日、正式名称そして免状取得をはっきりと記載しましょう。

他に有利になる資格を取得している時は、その資格についても正式名称で記載して就職や転職を有利にすすめましょう。

乙4以外の危険物取扱者の資格を複数有している場合

もしも乙4以外の危険物取扱者の資格を複数取得しているのであれば、そのすべての資格の正式名称を記載しましょう。

乙1の場合なら【取得年月日 乙種第1類危険物取扱者 免状取得】
乙2の場合なら【取得年月日 乙種第2類危険物取扱者 免状取得】
乙3の場合なら【取得年月日 乙種第3類危険物取扱者 免状取得】

ご覧になった方はもうお分かりでしょう。1~4は順番に記載します。そして最後に乙4の正式名称を記載するのです。

乙ではなく甲種の資格を保有している場合には、乙1~乙4までの資格すべての危険物を扱う事ができるため、乙1~乙4までの資格は記載しなくても良いです。

甲種の場合の記載方法は【取得年月日 甲種危険物取扱者免状 取得】です。

丙種の資格を取得している場合には乙4と重複するため、丙種を記載する必要はありませんが、記載しても問題はありません。

丙種の正しい記載方法は【取得年月日 丙種危険物取扱者免状 取得】となります。

全ての資格の記載をしなくても良いのですが、取得している事をアピールするなら記載しても良いでしょう。

乙4を正式名称で面接時に答えるには?

面接時に取得している資格について尋ねられた場合には「危険物取扱者乙種第4類」と答えます。他には「乙種第4類危険物取扱者」と答えても問題はありません。

受け答えの例 1)

以前から車の運転が好きで物流関係の仕事にあこがれを持っていました。中でも危険物を取り扱う事で多くの方の生活を豊かにする仕事に従事したいと思っておりました。

ですが危険物を扱うためには事故の無いよう慎重に仕事を行う必要があります。そのために「危険物取扱者乙種第4類」の取得をしました。

受け答えの例 2)

子供の頃から特殊車両の運転手になるのが夢でした。特にタンクローリーに強いあこがれを持っており、将来はタンクローリーの運転手をしたくて資格の取得を目指しておりました。

タンクローリーは危険物を扱う事が多いため、危険物を取り扱う知識と覚悟を身につけるため「危険物取扱者乙種第4類」の取得をしました。

という感じで意気込みと取得した時の理由などを簡潔に伝えると良いでしょう。

乙4は就職で有利なのは本当?

乙4を取得しておくと就職や転職に有利なのは本当です。

特にタンクローリーなど危険物を扱う業種では、大変喜ばれる資格でもあるので取得する価値はあります。

タンクローリーだけではありません。将来性の高い石油コンビナートや石油精製工場などに就職するためにも必要です。

また、意外かもしれませんが印刷工場や金属精錬工場、半導体工場や化学工場などでも乙4の資格があると無いとでは採用率が違います。

乙4はガソリン、灯油、軽油、重油だけではなく、危険物全体のおよそ80%をカバーできるので、多くの職場で仕事をする事ができる需要が高い資格なのです。

しかも比較的難易度が低いので取得しておいて損する事は無いのです。ちなみに危険物取扱者試験のおよそ60%が乙4です。

タンクローリーだけではなく研究施設やケミカル工場などへの就職にも役立つ資格です。特別年齢や学歴などの制限もありませんので取得しておいて損はしません。

乙4以外に履歴書や面接で有利になる資格

乙4以外に取得しているとさらに有利になる資格をご紹介いたします。

中型免許

普通免許で運転できるものもありますが、最大積載量によって中型免許が必要になります。

平成19年6月1日までに取得している場合には最大積載量5トン未満の中型トラックを運転する事ができます。

平成19年6月1日~平成29年3月11日に取得した場合は2トン以上のトラックは中型免許を取得している必要があります。

中型運転免許を取得している事によって、最大積載量6.5トン未満の車両の運転が可能となり、物流関係で危険物の輸送をする仕事に有利になります。

8トンの中型トラックの運転ができる「中型8トン限定免許」の取得をすると、8トン限定ですがやりがいを感じる仕事を探す事ができるでしょう。

履歴書への中型免許の書き方【取得年 中型自動車免許 取得】そして【取得年 中型8トン限定免許 取得】と記載しましょう。

大型免許

最大積載量によっては中型免許ではなく大型免許が必要になります。大型免許で運転できるトラックは最大積載量が5トン~6.5トンとなっています。

それ以上の車両の運転をする場合には、大型免許の特定大型自動車という免許を取得する必要があります。

10トントラック以上のタンクローリーの運転の募集をしている企業に面接する時には「大特(特定大型自動車)」の資格を取得しておくとより有利になるのです。

大型免許を取得している事によるメリットは大きく、採用率が上がるだけではなく給料の劇的なアップや、トラックの乗り心地も格段に上がります。

当然デメリットとしては死角が多くなるので運転時には事故に気を付ける必要があります。履歴書への大型免許の書き方は【取得年 大型自動車免許 取得】そして【取得年 特定大型自動車 取得】と記載します。

けん引免許

けん引免許は簡単に取得できる免許ではないだけに、取得しているとかなり有利になる免許の一つです。

けん引免許はトレーラーを運転するのに必要不可欠な運転免許です。現在のけん引免許の種類は3つありますので簡単にそれぞれを説明しましょう。

「けん引 第二種免許」はトレーラーバスなどの運転をするのに必要な免許です。有名観光地などを走るトレーラーバスの運転手を目指す方におすすめの資格ですね。

「けん引 小型トレーラー限定免許」750g~2000kg以下のトレーラー限定のけん引免許です。自動車教習所で講習や試験は受けられません。取得には協力者が必要です。

「けん引 自動車免許」トレーラーの運転をする場合に必要なのがこのけん引 自動車免許です。非常に需要が高く面接時のアピールができます。

履歴書への正式名称は【取得年 けん引 第二種免許 取得】【取得年 けん引 小型トレーラー限定免許 取得】【取得年 けん引 自動車免許 取得】と記載します。

まとめ

面接時に自分を上手にアピールする事も重要ですが、正式名称をしっかりと把握しておくこともとても重要なポイントとなります。

正式名称を知っている事で、より深くその資格について認識していると評価される可能性が高く、就職や転職をする際に有利に働くでしょう。

乙4の取得とともに各種運転免許を取得している事によって、より幅広い企業への需要が高くなりますので、応募する仕事の内容に最適な免許の取得を目指してみると良いでしょう。

アピールをする時に「この仕事に就くために危険物取扱者乙種第4類と〇〇免許を取得しました」と伝える事をおすすめします。その仕事に対する情熱を伝える事で面接官の方にも好感を持ってもらえます。

一つだけ注意したいのは、相手にいかに自分の熱意を伝えられるかと、自分は何でもできるんだという押し付けにならないよう気を付ける事です。

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