運転免許の更新期限はいつ?期限切れ免許を更新する方法
運転免許の更新期間は誕生日の2か月前後だという事を知っていても、ついうっかり手続きを忘れてしまったらどうなるのかご存知でしょうか?
今回は手続き忘れの失効や、その後の更新手続きの流れや費用をご紹介いたします。
Contents
運転免許の更新期間
運転免許の更新期間については免許取得の時に説明を受けるのでどなたもご存知の事ですが、誕生日から一か月前と誕生日の後一か月までの間の合計二か月間という事になります。
例を挙げると7月15日が誕生日の人であれば、6月14日~8月15日までの間に更新を行えば何も問題は起こりません。更新の手続きは手続きを行っている警察署、もしくは運転免許センターで行う事ができます。
免許取得の際に更新のお知らせはがきが届くように設定すると、更新忘れをしにくくなるのでおすすめです。
運転免許更新に必要な時間と費用
運転免許更新を行う時に必要なものと、どのくらいの時間で更新ができるのか?そして費用についてご紹介いたします。
ちなみに講習以外に写真撮影や交付までの時間などにも時間がかかりますが、その時間は共通で混雑具合により時間もかわります。
初回更新者講習
免許を取得して初めての運転免許更新の手続きは、
- 運転免許試験場
- 運転免許センター
- 更新手続きをしている警察署
などで手続きを行います。免許証や眼鏡、更新手続きのお知らせはがきなどを持って手続きを行いましょう。初回更新者はグリーン免許の方で、更新でブルー免許が交付されます。
運転免許試験場や運転免許センターの
- 受付:午前8時45分~12時と12時45分~15時
- 費用:更新手数料2,500円/講習手数料1,350円
- 講習に必要な時間:2時間
優良運転者講習
優良運転者講習は無事故無違反の方の場合です。更新手続きは運転免許試験場と運転免許センターもしくは更新手続きをしている警察署などで行えます。
初回と同じように免許証や眼鏡、更新手続きのお知らせはがきなどを持参します。
更新する場所にもよりますが、運転免許試験場や免許センターは月曜~金曜そして日曜日に手続きを行う事ができます。受付時間は初回と同じですが講習にかかる時間は30分です。
一般運転者講習
一般運転者講習は
- 5年以上の運転歴
- 過去5年間無事故無違反
- 過去5年間に3点以下の違反が1回のみ
の方です。この方には更新時にゴールド免許が交付されます。
運転免許試験場や運転免許センターは
- 受付:午前8時45分~12時、午後12時45分~15時以内
- 講習にかかる時間:1時間
- 費用:更新手数料2,500円/講習手数料800円
となっています。
違反運転者講習
違反運転者講習は
- 免許取得から5年以上
- 更新する年の40日前から過去5年間の間に4点以上の違反がある
- 3点以下の違反が2回以上
の方が対象となります。これに該当する方は長い講習時間が必要となるのです。
手続きは他の免許と同じ営業時間内に受付を済ませ、撮影や簡単な書類の提出を行いますが、
- 講習に必要な時間・・・2時間
- 費用・・・更新手数料2,500円/講習手数料1,350円
となっています。
運転免許の更新期限が切れていた場合
ここからはもしも運転免許の更新期限が切れてしまっている場合の更新についてをご紹介いたします。
更新期限を過ぎていても更新はできる
運転免許証には更新期限があるという事がわかっていても、つい更新を忘れてしまう事があるのは仕方がない事なのかもしれません。なにがしかの理由があって更新ができなかったというケースもあるでしょう。
そこで日本では運転免許の更新期限を過ぎてしまったとしても、後から更新する事ができるようになっています。慌てずにすぐにでも免許の更新を行わなくてはなりません。ただし通常の更新と同じではありませんので注意が必要です。
更新期限切れは免許が失効した状態
もしも更新期限が切れてしまっていた場合でも運転はできるのだから、車の運転をしても良いのだろうか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は更新期間内に新しい免許証を交付してもらわなければ、運転免許を持っていない状態と同じです。
なので万が一この時期に違反でもしてしまったら、免許証不携帯という罰則にも引っかかってしまいます。そうなったら大変な事になってしまいます。事故の場合は保険が適用にならないでしょうし、損害は甚大になる可能性があるので運転は控えましょう。
うっかりしていて更新期限が切れた場合
更新期限が切れる原因として挙げられるのは『うっかり失効』です。このうっかり失効とは何か?を簡単に説明いたします。
うっかり忘れていた場合とは
うっかり失効というのはついうっかり更新時期だった事を忘れてしまっていた場合の状態です。失効しているので車の運転は法律上はできませんので、車の運転をしたりしてはいけません。
そしてうっかり失効というのは免許失効後の期間によって状況が変わってきます。何が変わるかというと、講習の内容や試験を受ける必要性などもあるので、それぞれの失効期間の更新する時の内容の違いをご紹介いたしましょう。
免許失効後6ヶ月以内
恐らく最も多いのがこの免許失効後6か月以内というパターンかもしれません。この場合は「特定失効者に対する講習」という講習を受けなくてはなりません。さらに講習を受けた後で適性試験を受けなくてはなりません。
その試験に合格して初めて新しい運転免許を交付される事となるので注意しましょう。
必要なものは
- 運転免許申請書
- 申請用写真1枚
- 住民票1通
- 印鑑
- 免許証
- 眼鏡
等です。費用は
- 試験手数料・・・1,900円
- 交付手数料・・・2,050円
- 講習手数料・・・1,350円
となります。
免許失効後7~12ヶ月
免許が失効してから7カ月~12か月以内の場合ですが、大型免許と普通免許は仮免許試験と学科試験の免除が受けられます。仮免許で5日間以上路上練習を受けて、試験場で学科試験と技能試験を受けます。
もしくは指定されている教習所で仮免持ち入所をし、2段階からの教習を受けるという方法もあります。
免許失効後1年以上
もしも免許失効後1年以上経過している方が再び免許の更新を行う場合は他のケースとは違い、新たに免許試験を受けて合格しないと免許の交付を受けられないという事になります。うっかりとは言ってもかなりの痛手ですね。
どうすれば良いのか?ではなく、運転免許が必要ならば新規に自動車教習所に入所して、一からやり直しという事になってしまいます。つまり初めて運転免許を取得する時と同じ経路をたどり同じだけの期間がかかり、同じだけの費用がかかるという事になるのです。
やむをえない理由で更新期限が切れた場合
更新期限が切れてしまった理由の中には、どうしてもその時期に更新ができない事情があったから!というケースもあるでしょう。ここでは「やむを得ない理由」についてご紹介いたします。
やむをえない理由とは
このやむを得ない理由で運転免許の失効をしてしまった場合ですが、例えば病気で入院治療を受けていて外出する事ができなかったというのがあります。重病だったり感染症だったりした場合には特に長期間の治療を必要としますよね。
さらにその時期に何らかの法的な拘束があったりした場合もやむを得ない理由となります。さらに海外に出張していたりした場合もこれに当たります。
つまりやむを得ない事情だと判断された場合には、更新期間が過ぎても更新する事は可能という事になるのです。
免許失効後6ヶ月以内
やむを得ない事情で更新ができなかった期間が6か月以内だった方で、更新できるようになって1か月以内は「特定失効者に対する講習」を受けてから適性試験を受けます。この試験に合格すれば新しい運転免許証が交付される事になるのです。
- 受験手数料・・・3,950円
- 講習手数料・・・(優良)500円/(一般)800円/(違反)1,350円/(初回)1,350円
です。必要書類は
- マイナンバーが記載されていない住民票
- 更新できなかった証明ができる書類
- 旅券や病院での診断書など
- 免許証
- 申請用写真1枚
です。
免許失効後7ヶ月~3年以内
やむを得ない事情で更新ができなかった期間が7カ月~3年以内の場合も6か月以内と同様に、やむを得ない事情が終わってから1か月以内なら「特定失効者に対する講習」を受けた後で適性試験を受けなくてはなりません。
そのためには
- 病院の証明書
- パスポート
などを持参して1か月以内であるという事を証明できなくてはなりません。費用も必要書類も6か月以内と同じです。ただしどちらのケースでも失効から3年以内です!
失効後6ヶ月以内の免許更新に必要なもの
ここでは失効免許6か月以内の免許更新に必要なものをご紹介いたします。
失効免許の更新に必要なもの
まずは失効した運転免許証を持参しなくてはなりません。これはどの失効でも同じです。そして申請用の写真を1枚用意しなくてはなりませんが、この写真の撮影は
- 6か月以内のもの
- 縦3cm×横2.4cm
- 正面で胸から上
- 背景の無いもの
です。
住民票の写しを市役所で発行してもらいますが、マイナンバーは必要ありませんのでもしもマイナンバー記載のものを発行した場合は、ペンなどで塗りつぶして提出します。さらに運転免許証更新通知書を持っている方はそれを持参します。
他には眼鏡等が必要な方は眼鏡等を持参し、高齢者の場合は高齢者講習修了証明書を持参します。
失効免許の更新にかかる費用
失効免許の更新には費用がかかります。受験手数料は2,050円となっていますが、もしも複数の免許証が失効している場合には、更新する免許にそれぞれ2,050円かかります。
運転免許証の交付手数料として1,750円がかかりますが、こちらも複数の更新がある場合には変わってきます。
その他に講習手数料がかかります。
- 優良講習・・・700円
- 一般講習・・・1,700円
- 高齢者講習・・・6,300円
です。
まとめ
今回は運転免許の更新期限やもしも失効してしまった場合には、どのようにすれば良いのか?必要な書類や費用についてもお話ししましたが、この記事が失効してしまって悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。