大型トラックの税金はいくら?節税方法もチェック!
車を運転する人にとって、切っても切り離すことができない税金。
ましてや大型のトラックを所有している人にとっては、とても気になることの一つではないでしょうか。
そこで今回は大型トラックに特化した税金の話をまとめてご紹介します。
Contents
大型トラックにかかる税金の種類・自動車税とは
大型トラックに課税される税金について、詳しく紹介します。
自動車税の仕組み
自動車税は、毎年4月1日に所有している人に対して課税されます。営業用の車や自家用車、最大積載量、最大乗車定員によって課税額が異なり、一般的な大型トラックは3人以下に該当、4人以上はバスなどが該当することが特徴です。
また、環境配慮型税制と呼ばれる制度もあり、年式が古いのは高くなる、環境に配慮している車種は減税されるといった仕組みになっています。
大型トラックの自動車税の金額
大型トラックの自動車税の金額は、自家用車・営業用車に加え、環境配慮型税制の重課も加わることで金額が細かく異なります。
自家用車 | 事業用車 | |||
最大積載量量 | 標準税率 | 概ね10%重課 | 標準税率 | 概ね10%重課 |
1t以下 | 8,000円 | 8,800円 | 6,500円 | 7,100円 |
1t超~2t以下 | 11,500円 | 12,600円 | 9,000円 | 9,900円 |
2t超~3t以下 | 16,000円 | 17,600円 | 12,000円 | 13,200円 |
3t超~4t以下 | 20,500円 | 22,500円 | 15,000円 | 16,500円 |
4t超~5t以下 | 25,500円 | 28,000円 | 18,500円 | 20,300円 |
5t超~6t以下 | 30,000円 | 33,000円 | 22,000円 | 24,200円 |
6t超~7t以下 | 35,000円 | 38,500円 | 25,500円 | 28,000円 |
7t超~8t以下 | 40,500円 | 44,500円 | 29,500円 | 32,400円 |
8t超~9t以下 | 46,800円 | 51,400円 | 34,200円 | 37,500円 |
9t超~10t以下 | 53,100円 | 58,300円 | 38,900円 | 42,600円 |
10t超~11t以下 | 59,400円 | 65,200円 | 43,600円 | 47,700円 |
11t超~12t以下 | 65,700円 | 72,100円 | 48,300円 | 52,800円 |
12t超~13t以下 | 72,000円 | 79,000円 | 53,000円 | 57,900円 |
13t超~14t以下 | 78,300円 | 85,900円 | 57,700円 | 63,000円 |
14t超~15t以下 | 84,600円 | 92,800円 | 62,400円 | 68,100円 |
15t超~16t以下 | 90,900円 | 99,700円 | 67,100円 | 73,200円 |
16t超~17t以下 | 97,200円 | 106,600円 | 71,800円 | 78,300円 |
17t超~18t以下 | 103,500円 | 113,500円 | 76,500円 | 83,400円 |
18t超~19t以下 | 109,800円 | 120,400円 | 81,200円 | 88,500円 |
19t超~20t以下 | 116,100円 | 127,300円 | 85,900円 | 93,600円 |
20t超~21t以下 | 122,400円 | 134,200円 | 90,600円 | 98,700円 |
大型トラックにかかる税金の種類・自動車重量税とは
大型トラック課税される、自動車重量税に付いて、仕組みや金額を見ていきましょう。
自動車重量税の仕組み
新車登録時と車検時に課税される税金であり、車検証に記載されている有効期限分の税金を一括で支払います。
営業用もしくは自家用車なのか、車両総重量、エコカー減税適用の有無、経過年数によって税額が変わりますが、軽自動車は車両総重量に関わらず定額であることが特徴です。
1年ごとにかかる自動車重量税は、車両総重量0.5tごとで金額も変わります。新車の新規登録時から13年以上が経っている場合には税金の金額も上がり、18年以上の場合はさらに金額があがるのです。
大型トラックの自動車重量税の金額
自動車重量税は、基本的にエコカー減税適応の有無によって金額が異なります。
・4t未満の自家用車はエコカー減税適応75%5,000円、50%10,000円、25%15,000円、エコカー減税適応無し32,800円・営業用車は20,800円
・5t未満の自家用車はエコカー減税適応75%6,200円、50%12,500円、25%18,700円、エコカー減税適応無し41,000円・営業用車は26,000円
・6t未満の自家用車はエコカー減税適応75%7,500円、50%15,000円、25%22,500円、エコカー減税適応無し49,200円、営業用車は31,200円
・7t未満の自家用車はエコカー減税適応75% 8,700円、50%17,500円、25%26,200円、エコカー減税適応無し57,400円・営業用車は36,400円
・8t未満の自家用車はエコカー減税適応75%10,000円、50%20,000円、25%30,000円、エコカー減税適応無し65,600円・営業用車は41,600円
この様に、エコカー減税が適応された場合の自動車重量税は一律です。
大型トラックの税金を節税する方法とは?
少しでも課税額を減らすための方法を見ていきましょう。
最大積載量を少なくする「減トン」
減トンとは、タイヤの強度を下げたり、フロントを重くしたりという方法が挙げられます。減トンすることで最大積載量によって税額が変わり、自動車税の節約につなげることが可能です。しかし、車体の構造を変えるため、手間がかかることがデメリットです。
買い替えを検討する
エコカー減税適用のトラックへ買い替えを検討する方法もあります。しかし、当然購入費用が発生するため、費用対効果をしっかりと計算することが大切です。
新車購入で税金が控除される!
新車購入の場合は、法人税(個人事業主は所得税)が軽減される「中小企業投資税制」の適用対象となるため、購入額の7%が所得税もしくは法人税から控除されます。
まとめ
大型トラックの課税は、決して安い金額ではありません。しかし、節約する方法もいくつか存在するため、節税対策も検討しましょう。