7トン車の寸法表/サイズ/荷台の高さ/大きさ/長さ/車幅はどれくらい?メーカーごとのサイズは違うの?
2019/02/18
7トン車のサイズがどれくらいなのかご存知でしょうか?
5トンでもなく10トンでもない7トン車は、荷物は多く積みたいけれど、大型は運転できない...などの場合に便利です。7トン車の特徴やサイズについて見ていきましょう。
Contents
7トン車の特徴
まずは7トン車とはどんな車の事なのかについてをわかりやすく説明していきましょう。
大型と中型の間くらいの大きさ
2トン車、4トン車、10トン車という大きさのトラックの事はよく聞くけれど、7トン車ってあまり聞いた事ないんだけど?という方もいらっしゃるでしょう。
確かにこの微妙な大きさの車両ってめずらしいですよね。実は7トン車というのは一般的な車両の大きさではありません。どういう事なのかというと実は7トン車は大型車と中型車の間の大きさのトラックなのです。
5.7トンとか6.8トンとか8トンといったような微妙な大きさのトラックの事を言うのです。もっと簡単に言えば中型車より大きくて大型車より小さいトラックという事になります。
別の言い方ではでは増トントラックと言います。
中型より積載量が増える
7トントラックというのは中型トラックよりも荷物を多く積載する事ができます。なぜこんな半端なトン数になったのかというと、4トンでは運べる荷物が少ないけれど10トンも要らない。
こういう場合に増トントラックは大変役立つのです。詰める荷物も4トンに比べるとおよそ倍近くは積み込む事ができますので、大型車を使うとちょっと少ないといった問題も解決する事ができるわけです。
小回りが利く
大型車よりも車体が小さいため小回りが利きます。大型車だと入れない場所でも入っていけますし、駐停車する時にも大型車よりも扱いやすいというメリットがあるのです。
ある程度余裕のある積載量を持ち、小回りがしやすいので利用する業者が増えているのは事実ですが、実はその裏側には経済面で大型よりもコストが安いというのがある事も忘れてはいけません。
運転しやすい
大型車と比べると小さいので運転がしやすいというメリットがあります。実は実際に運転してみると4トンよりも大きいのに運転は驚くほど安定性があります。
さらに大型車に比べても大きすぎないので地面が近く、安全面に配慮しながら運転できるのも良いですね。中長距離を走った時に4トンだと休憩が取りにくいと言う経験された方も多いでしょう。
ですが増トントラックは中型よりも大きいのでゆったりとした環境で休憩を取る事ができます。これも7トン車の特徴の一つだと言えるでしょう。
7トン車のサイズの見方
7トン車のサイズはどのようにして見るのか?見分け方や寸法についてをわかりやすく説明いたします。
大型・中型・小型の分け方
トラックには
- 小型トラック
- 中型トラック
- 大型トラック
があります。一般的な荷物の輸送に使うトラックはこの3つのタイプに分かれていますが、この3つのタイプを見分けるにはどこに注目したら良いのかを説明します。
まず小型は2トン程度の大きさなのでとても小さいです。最大積載量と車体の寸法で小型・中型に分類しますが、中型と大型は大きさがそれほど変わらないものも多くなりましたね。
例えば7トンはその代表的なものです。この場合は車両総重量で分けられます。
車両寸法と荷台寸法
小型の車両寸法は
- 全長『4,700mm以内』
- 全幅『1,700mm以内』
- 全高『2,000mm以内』
- 最大積載量『3,000kg以内』
- 車両総重量『5,000kg以内』
となっています。
中型の車両寸法は
- 全長『12,000mm以内』
- 全幅『2,500mm以内』
- 全高『3,800mm以内』
- 最大積載量『6,500kg以内』
- 車両総重量『11,000kg以内』
となっています。
大型の車両寸法は
- 全長『12,000mm以内』
- 全幅『2,500mm以内』
- 全高『3,800mm以内』
- 最大積載量『6,500kg以内』
- 車両総重量『11,000kg以内』
となっています。
各メーカーの7トン車のサイズ目安
日本のトラックメーカーを代表する3社の7トン車のサイズの目安をご紹介いたします。
ちなみに全ての増トントラックが同じ寸法ではありません。あくまで目安となりますので詳しくはディーラーなどにお問い合わせください。
いすゞ「エルフ」
いすゞのエルフと言えば中型トラックの中でも乗り心地も良く人気の車種です。7トントラックの代表的な『いすゞエルフ フォワード』の寸法をご紹介いたします。
- 最大積載量7,400kg
- 車体総重量6,600kg
- 全長941mm
- 全幅234mm
- 全高3960mm
となっています。箱車の場合は全高が変わります。最大積載量が一般的な中型車よりも多いのがわかりますね。
日野「レンジャー」
日野レンジャーはトラック運転手としては一度は乗ってみたいトラックです。運転手の仕事をして日野レンジャーを与えられると大喜びする方も多いでしょう。
- 最大積載量6,600kg
- 車体総重量10,900kg
- 全長5,910mm
- 全幅2,340mm
- 全高3,390mm
となっています。
三菱ふそう「キャンター」
三菱ふそうというとダンプカーというイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、とても頑丈で壊れにくいという特徴があって、多くの運送会社で利用しています。
- 最大積載量8,500kg
- 車体総重量13,250kg
- 全長7,540mm
- 全幅2,290mm
- 全高2,565mm
となっています。
まとめ
今回は7トントラックとはどんなものなのか?特徴や寸法そして各メーカーの増トン車の寸法のおおよその目安についてご紹介いたしました。維持費など経費を抑えて運用ができるのでとても魅力的な車だという事がわかっていただければ幸いです。